Van Gogh

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(2007/09/18)
Linus Roache、Jim Broadbent 他

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<カッターさん祭り>

1990年BBC製作の伝記映画
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの生涯を弟テオとのかかわりを中心に描いていきます。

90年の作品だから「司祭」より前なんですが
ヴィンセントのエキセントリックな生涯を
全身全霊を込めて演技するライナスに圧倒されました。
伝記映画と侮るなかれ。
半端じゃないプッツン状態に驚かされます。
失恋して暴れ、ゴーギャンとぶつかり
耳を切り、精神病院へ送られ、最後は銃で腹を撃ち抜き…
絵に託す思いも強いけれど、それ以上に激しい一生でした。
ひと暴れした後ひたすら謝る姿が何とも痛々しく
ライナスの演技の原点はここにあったのか。

数々のエピソードが何度も繰り返し出てくるので
いつの時代のことを語っているのかわからず
かなり混乱しました。
最後まで観て、ようやく話がつながった感じです。
ゴッホ風コスプレはお見事。
そしてまた貧相な雰囲気が似合うんだな。
絵を描いている姿も様になっています。

いろいろ調べていたら
同じ年に製作された「Vincent&Theo」という映画で
ティム・ロスがヴィンセントを演じているようで
ライトマン博士とカッターさんのどちらがゴッホに近いかって聞かれたら
やっぱりライトマン博士のような気がするんですけど
見比べてみたくなってしまいました。

gogh1.jpg
これが当時のリアルなライナスだと思います。その後髭面の汚いオヤジに。

gogh2.jpg
自画像に扮するライナス。ゴッホに見えてくるから不思議です。

gogh3.jpg
エンドロールの後のおまけ映像。
日本人がゴッホの作品を高額で買い取ることへの皮肉でしょうか。
日本人ビジネスマンが麦畑までゴッホを追いかけてきてしまいました。

Shot Through the Heart

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(2001/07/31)
Linus Roache、Vincent Perez 他

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<カッターさん祭り>

ライナスとヴァンサン・ペレーズ主演
サラエボで射撃の選手として数多くの大会で活躍
バルセロナオリンピックを目指すヴラドとスラヴコは
ライバルであり親しい友として力を磨いていきます。
ところがボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が勃発
セルビア人のスラヴコは武装勢力に加わり
兵士の育成にかかわります。
一方妻と二人の娘のいるヴラドは街に残りますが
武装勢力に街を包囲され自宅も攻撃されます。
ヴラドは地域の仲間と自警団を組み
人々を守り応戦しますが
友人の娘が撃たれ、妻子は街を出ていきます。
そしてかつての友で今は敵のスラヴコを倒すために
ヴラドは彼の隠れ家に向かいます。

ライナス演じるヴラドは銃撃の達人であっても兵士ではないので
人を撃つことには抵抗を感じています。
だが戦禍が激しくなり、自分たちで守っていかなければならない現実を目の当たりにして
彼は殺戮手段として銃の使い方を教え、自分も銃を構えます。
そして敵の中に親友のスラヴコの姿を見つけるのですが撃つことができず
意を決してスラヴコと向き合うことにないます。

ということでまた不幸を背負ってしまったライナスですが
今回は戦争に巻き込まれてしまったのだから宿命とでもいうべきか
いずれにせよ苦しみ悩み泣く、いかにも彼らしい姿をじっくりと観ることができます。
さらに一人で戦う、まさに孤高の戦士なライナスが美しい。
訓練した兵士ではないので決してたくましくはないんですが
荒れ果てたサラエボの、静かな街の中で一人銃を構える姿が絵になります。

イギリス、カナダ製作なので
イギリス人やらスイス人やら、出演者の国籍が多岐にわたっています。
ライナスとともに戦う役でMeloniの天敵(笑)ロテール・ブリュトーが出ていました。
この人も国籍不明な俳優ですね(本当はカナダ人です)

<孤高の戦士カッターさん>

shot1.jpg
狙う

shot2.jpg
ふと眼をそらす

shot3.jpg
駆けつける

shot4.jpg
ため息をつく

Before the Rains

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(2010/04/12)
Linus Roache、Rahul Bose 他

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<カッターさん祭り>

今回輸入したDVDの中で一番観たかったのがこの作品。
イギリス映画というかインド映画というか
ロケ地も登場人物のほとんどもインド人です。
そしてまたカッターさんは不幸をもたらします。
宿命でしょうか。

1937年のインドのケララという地域で
イギリスから道路敷設やお茶、スパイスのプランテーションを行うために来ているヘンリー・ムーアは
メイドとして雇っているサジャニと恋に落ちます。
ヘンリーの妻子はイギリスにおり、サジャニも夫がいて
この禁断の恋を知っているのはヘンリーのところで働いているT.K.だけでした。

ところがヘンリーの妻子がイギリスからやってきて、二人の不倫は続けられなくなります。
一方ヘンリーとサジャニが水辺にいるところを見ていた者がサジャニの夫に密告。
ただ相手はヘンリーだとは知らされていませんでした。
サジャニは夫の虐待を受けますが浮気相手については明かさず
ヘンリーのところに助けを求めに来ます。
だがトラブルにまきこまれたくないヘンリーは
TKに頼んでサジャニを遠くに行かせます。
すると今度は夫とサジャニの兄がサジャニが失踪したと探し始めます。

ある晩姿を消したはずのサジャニがヘンリーとTKの前に現れます。
ヘンリーと永遠の愛を誓ったサジャニは
ヘンリーに愛されていると信じていました。
そして再度ヘンリーに愛しているかと尋ねますが
ヘンリーはNoと答えます。
するとサジャニはヘンリーがTKに渡していた銃を取り上げて自殺します。
ヘンリーは自分とTKの身を守るため
サジャニを川に沈めてしまいます。

サジャニの捜索が続けられ
ついに川からサジャニの死体が上がります。
銃弾が発見されイギリス製だとわかり
銃をもらっていたTKにサジャニの殺害の容疑がかかります。
サジャニは住民裁判にかけられ真実を述べることを余儀なくされ
ヘンリーも妻に真実を述べざるを得なくなります。
サジャニが自殺した原因がヘンリーにあったと知った兄は
サジャニに銃を渡し、ヘンリーを撃つよう命じます。

そもそもヘンリーが不倫し
それをごまかそうとしたことがトラブルの発端。
ヘンリーもサジャニを愛していたとしても
妻子の前でそれは隠さなければなりません。
ところがサジャニの思いは真剣でした。
そしてヘンリーとTKの前で自殺。
サジャニの遺体をさっさと片付けたことが
さらなるトラブルを生みます。
主人には従わねばならず
だが独立の波が押し寄せイギリス人を排除しようとする動きが強まり
TKはその板挟みで苦しみます。

またしても不幸を招いてしまったライナス。
本当にこういう役が似合いすぎます。
戦前のイギリス紳士(といっても労働してるけど)のいでたちもしっくりハマっているし
絵になるシーンが多いです。
インドの大自然の中で撮影された映像も美しく
緑が広がる光景は神秘的です。
ロケはさぞかし大変だったでしょう。
特典映像でコメンタリーが付いていますが
監督とライナスのトークなので
ライナスの映画レポートを楽しむことができます。

サジャニとの絡みはなまめかしく美しかったけど
サジャニの死を妻に告白するシーンでは妻にひっぱたかれるし
TKに銃を突きつけられて観念するし
やはりヘタレ美中年路線は続いていました。
こういう作品でこそライナスらしさが引き立ちます。
これからも是非作品を選んで出演してもらいたいです。

before1.jpg
不倫相手のサジャニに迫る

before2.jpg
こちらが夫の不倫を何も知らない妻

before3.jpg
傷心中

before4.jpg
そしていつものようにヘタレ状態

サイアム・サンセット (Siam Sunset)

サイアム・サンセット [DVD]サイアム・サンセット [DVD]
(2002/04/25)
ライナス・ローチ、ダニエル・コーマック 他

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<カッターさん祭り>

1999年製作のオーストラリア映画。
TSUTAYAのお取り寄せサービスで無事にレンタルできました。よかった!

塗料会社で新色の開発を行っているペリーは幸せな結婚生活を送っていましたが
ある日飛行機が落とした冷蔵庫が奥さんにぶつかって彼女は即死。
それからペリーは災難ばかりに見舞われます。
だがビンゴゲームでオーストラリア旅行を当て
アデレードからダーウィンまでのバス旅行をすることになります。
アデレードへ行ってツアーバスに乗り込もうとしたら
運転手にその切符は違うと言われ教えられたのが
今にもつぶれそうなおんぼろバス。
乗客はオージーばかりで
旅行に当選して来たイギリス人にびっくりしています。
バスの運転手はやたらと規則を決め
ペリーはますます萎縮しながら旅を始めます。
ところがペリーがいるせいか?バスの旅は災難続き。

オーストラリアのバス旅で思いつくのが「プリシラ」ですが
製作者が一緒でした。なるほど。
今度はドラッグクイーンは乗っていないけれど、
不幸なバスの旅はキャンプを強いられたかと思うと地震が来たり
とにかく災難に見舞われます。
突然車が壊れたと言って乗り込んでくるグレイスは訳ありな様子。
案の定そのグレイスを追ってさらに怪しげなマーティンが乗り込んできます。
マーティンはドラッグを密売し、彼の恋人のグレイスも関わっていたのですが
グレイスは捕まって証人を引き受け
結局マーティンの金を持ち逃げしてしまいます。
そんな緊迫感の中で、ペリーはグレイスに心を開いていきます。

一度はバスを降りようとしたペリーですが
洪水で道がふさがれていて降りられず
そのあと高級バスと競走を始めた運転手がものすごいスピードを出し
やけを起こしたペリーが叫んだら
さすが不幸を誘う男、バスを転落させてしまいました。
マーティンは逃げ遅れて大やけどを負います。

たどり着いたモーテルがまた怪しげで
乗客たちには信じられないことの連続です。
マーティンは大人しく寝ていましたが
突如復活しペリーとグレイスを襲ってきます。
でもいつの間にかペリーの運は好転。
奇跡がマーティンをやっつけてくれました。

ペリーが探し求めている色は「サイアム・サンセット」
タイで見た夕陽の色は奥さんの髪の色でした。
ペリーは必死でその色を作ろうとしたのに
ペリーとグレイスが愛し合っていたら
いつの間にか出来ていたからすごい!
結局高級バスが乗客を助けに来るんですが
ペリーとグレイスはバスに乗らずに残りました。

とにかく不思議なロードムービー。
でも面白かったです。
不幸を背負わせたらぴったりのライナス。
監督のジョン・ポルソンは
妻が冷蔵庫に殺される役にふさわしいと
ライナスを抜擢したんだそうで。

いろんなライナスを楽しめるけど
バーでご飯を食べながら
目の前にある食材や調味料を混ぜて
グレイスのシャツと同じ色を作っている様子が興味深かった。
あとは見事な泣き笑い。
笑ってるんだか泣いてるんだか
車の上で夜空を見ながらグレイスと大笑いも
気分よさそうでした。

これも10年以上前の作品なんですが
ライナスって全然変わらない気がします。
うまく年を取ってるってことなのかな。
それもまたかっこいい。

siam1.jpg
やけくそ災難呼び寄せガッツポーズ

siam2.jpg
めでたく災難到着

siam3.jpg
実はカッターさんはお姫様だっこができるんです(笑)ただし抱かれている火傷男は意識を失っていますが。

siam4.jpg
サイアム・サンセット色

リディック (The Chronicles of Riddick)

リディック ディレクターズ・カット版 [Blu-ray]リディック ディレクターズ・カット版 [Blu-ray]
(2009/09/02)
カール・アーバン、ヴィン・ディーゼル 他

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<カッターさん祭り>
これは間違いなく苦手ジャンル。
地球を飛び出してしまうとドラマも一切受け付けられないので
絶対無理なのは承知で
でもBRのレンタルがあったから映像がきれいだろうと思って借りてきたんですが
10分でうんざりしてしまいました。
どうしてもこの手の映画の世界観が理解できません。
しかもカッターさん出てこないし。
30分近く待たされました。辛い。

仕方なくウィキでお勉強。
リディック

その前にピッチブラックというお話があったんですね。
とにかくヴィン・ディーゼルの肉体&アクションを堪能する作品のようなので
ライナスは何するんだろうと思ったら
ネクロモンガーという悪い人達のボスの側近で
勧誘活動をやってる人のようでした。
なるほど、ジャスティスのキャプテンにちょっとつながるというか
マッコイさんの弟子のカッターさんというか
いつも結局そういうキャラじゃん(爆!)

とにかく戦士ではないので鎧はつけておりません。
頭に変な帽子?をかぶってるけどこれは何のためだか。
そして一人ロングスーツを着てるんだよね。
かなり動きにくそう。
間違いなく戦いには不向き…っていうかごつい人が向かってきたら
すぐにぶっ飛ばされちゃうのは間違いなし。

でカッターさんじゃなくてピュリファイアは民衆をあおっていたかと思うと
ネクロモンガーの宮殿ですか?をすたすた歩いて
怪しげファッション&メイクでも行動はカッターさんに見えてしまいます(無理矢理?)
その間リディックはいろんなところで戦ってきて
やっとピュリファイアと1対1になるんですが
もう話についていけなかったので喋ってることは意味不明(苦笑)
でもジュディ・デンチと二人で正しいイギリス英語でしゃべっていた気がします。
気が付いたら服がはだけてなまめかしく、でもそれ以上進展もなく
リディックに後を託すとその場を立ち去り、熱で燃えて溶けてしまいました。
あんまりだ…
こうしてあっけなく消えちゃったので、残り30分は観ないでおしまい。
だから話の結末わかりません。
観ていてもわからなかったと思うけど。

riddick1.jpg
この不思議なかぶり物は一体?
長いお召し物はスリムなライナスには似合ってましたが。

riddick2.jpg
いきなりビックリ顔です。

riddick3.jpg
でっかいオヤジにつかまれちゃったら身動きできないでしょ。
だから偉そうな態度を取っちゃだめ(笑)

riddick4.jpg
まさかこのまま脱がされ押し倒される…ってことは今回はありませんでした。

riddick5.jpg
余裕のニンマリ顔
でもこのまますたすた歩いていって灼熱の中燃えて溶けてしまうとは…

ブロンド短髪ライナスはちょっとレア。
でも情けない終わり方はヘタレ度がますます倍増してしまいました。
やれやれ。

今週はゲストエピS18で盛り返したいです。

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