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Foyle's War S6-#3 「警報解除」(前編)

AXNミステリー版の感想はこちら

いよいよ終戦。
NHKによる新シーズンのエピソードもこれが最後となります。
次シーズンからは戦後ですっかり様子も変わり
そもそも刑事フォイル(今も警視正フォイルだけど)ではなくなってしまうので
ここが一つの区切りでもいいのかなという気がします。

今回は前半を観た限りでは
最後に医者のジーグラーが殺害されるだけで
大きな事件は起きていませんが
でも終戦でおめでたいはずなのに
出てくる人たちは喜んでいない。
この不穏な空気が、このエピの主人公なのかなと感じます。

戦勝宣言に関わる委員会に集まった人達も
全然喜んでいない。
フォイルと親交を深めた再登場のキーファーは
戦地での死体処理がトラウマとなり、悪夢を見ます。
そして同じく委員のグリフィスを
お前のせいで大勢の犠牲者が出たと脅します。
脅されているグリフィスも当然落ち着かず
眠れない日々が続いています。
人々が戻ってきて大賑わいのホテル経営者ロングメイトはご機嫌ですが
秘書のジャニスは夫エドワードが帰国して喜んでいるけど
実は大きな秘密を抱えていて
エドワードもそれを察知してしまい、不信感が生まれています。
戦争での辛い体験でPTSDに苦しむだけでなく
帰ってきて家族の様子が違っていたら
ますます不安定になりますよね。
やはり嬉しいとは程遠いのかも。

妻が臨月を迎えたミルナー夫妻も
やはりこの時期の出産は不安を感じるし
無事に帰ってきたアンドリューも
戦争って何だったのか
亡くなった仲間たちのことを思い複雑気分です。
すぐにサムに会いたがり
フォイルに牽制されるのは相変わらずですけど。
ちょうどアンドリューが出征中
ダウントンでブレイクが活躍していたので
あまり戦争に行っていたように感じませんが(苦笑)

後半もまたいろいろありますが
ゆっくり余韻を楽しみたいと思います。
ところでNHKは11日からフォイル再放送をスタートしますが
AXNミステリーもずっと再放送してますよね。
根強いフォイル人気に恐れ入ります。
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Foyle's War S6-#2 「壊れた心(前編)」

ネタバレしまくりの前回の感想はこちら

このエピも重たい・・・
1944年10月、終戦が近づいているということで
ヘイスティングス署ではブルックがサッカーの賭けを復活させようとしています。
そんな中で起きる3つの不幸な話。

1つ目はサムの友人のローズの夫フレッドが
5年ぶりに戦地から戻ってきたこと。
ようやく夫が帰ってきたわけでローズは嬉しいはずですが
ダンケルクで捕虜となっていたフレッドは心身ともに疲れきっていて
足の甲は腐りかけてるし、美味しい食事も喉を通らないし
しかも息子は父親の顔を知らず怯えています。
さらに家では男手がないために
ドイツ兵捕虜のヨハンが働き手として雇われていて
(なかなか賢い捕虜の使い方ですが)
すでに家族同然状態。
息子もよっぽどヨハンになついています。
それがフレッドには面白いわけがなく
ついに怒りが爆発してヨハンとバトルに。
ヨハンは捕虜同士理解しあえる部分があるかと思っていましたが
徒労に終わりました。
ヨハンはローズの家を出ていくことになりますが
収容所に行かずにトラックから逃げ出してしまいます。

かつては優雅な暮らしをしていたサー・ジョンも今は没落貴族。
(グランサム家の将来が危ぶまれます)
お屋敷は精神を病んだ帰還兵のための診療所として提供され
サー・ジョンと妻は丘の上でひっそりと暮らしています。
診療所を運営しているのはフォイルのチェス仲間のノバクですが
戦争で精神を病んでいる患者は山ほどいて大変な状態です。
ここで診療に携わっていて論文の評判がよく栄転が決まったワースが
自分のオフィスで殺害されてしまいます。
フォイルらが捜査に当たりますが
患者のピーターが無理やりもっと重度の患者がいる
精神病院に送られてしまいます。
ピーターの妻のジョイは嘆きますが
なにやら訳ありの様子をミルナーは察知します。

さらにノバクはピーターを救えなかった現状を嘆いて
自宅のバスタブで自殺を図ります。
フォイルたちが訪ねていなければ救えませんでした。
鉄人ミルナーのドアへの体当たりは効き目ありましたね。

診療所での悲劇の他に
サー・ジョンの家にはかつて疎開していたトミーが
突然やってきます。
その後今度は父親がトミーを探しに来ます。
トミーもこの先事件に関わることになりますが
まだ前半では見えてきませんね。

どのエピも戦争の悲惨さが伝わってきますが
このエピもメンタル面での厳しさを強く感じます。
そしてさらに辛い後半へ・・・

Foyle's War S6-#1 「疑惑の地図(前編)」

AXNミステリー視聴時の感想はこちら
このエピから新シーズンに入っているのですが
NHKは不思議な分け方をしたので、前回からそのまま続いている感じがします。
でも実際にはフォイルは警察を辞める宣言をして本当に辞め
代わりにヘイスティング署にはメレディス警視正が赴任。
ミルナーはそのまま不満を溜めつつメレディスの下で働いて1年。
だがさすがに我慢の限界が来ていたんですね。
鉄人の辛抱強さに共感します。
ちなみにサムはさっさと運転手をクビになり
空軍省の施設で働いていましたが、
サムのいるところに事件あり!というわけで
またもやサムは事件に関わってしまいます。

1944年4月、サムの働いていた空軍省の施設では
ドイツへの爆弾投下に使うための地図を作成していますが
航空写真を読み込んで写っているものを地図上に落としていく仕事を行っていたヘンリーが
森の中で首吊り自殺を起こしてしまいます。
ヘンリーは今まで何度か自殺未遂を繰り返していて
彼が通っていた教会のドイツ人神父ケプラーに
自分が大勢の人を殺していると悩みを打ち明けていました。
だから彼が首を吊るのは誰もが納得しそうなことですが
現場を見てミルナーは他殺だと推理します。

いつもフォイルの冷静で的確な推理により
事件がきっちりと解決に導かれますが
フォイルがいなくても、ミルナーも冷静沈着で
説得力のある推理をしていることに感心させられました。
さらに見事な回復力で車に轢かれそうになっても身をかわし
観れば観るほど?鉄人度がアップです(笑)
吹替声も影響してるかな。

メレディスもさほど嫌な人ではないんですよね。
ミルナーの代わりに撃たれてしまったのかもしれないし
彼への同情は後半で増してきますが
戦争が激しくなるにつれ、辛いことがますます増え
重たさも倍増です。
フォイルもゆっくりヘイスティングス警察を
振り返っている暇はなさそうです。

Foyle's War S5-#2 「戦争の犠牲者」(前編)

1943年3月。
署には面倒くさい上司が現れフォイルにあれこれ文句をつけます。
小金を稼ごうと金持ちのお屋敷に入り込んだ兄弟は
スペイン人の家主に見つかり、彼の手下として働かされます。
街では違法賭博が流行。
ミルナーは賭博場への潜入捜査を申し出ます。
フォイルの家に従軍時代の上官の娘リディアが
息子のジェームズを連れて転がり込んできます。

前回の感想はこちらですが
一言「どんより」
本当に重たいんですよ。
前半はまだしも、後半が辛すぎる・・・
と脅かしておいて、前半の補足の感想を。

ミルナー潜入、向いてませんね(笑)
いかにも警官だとバレバレ。
上品すぎるんだもん。
でも兄弟たちが助けてくれてラッキーでした。
もちろん鉄人ミルナーも頑張ってましたが
本当にこの人義足?というバトルの様子には
恐れ入ります。
そして兄弟に出会ったおかげで
ミルナーは二人が怪しいと睨むのですが・・・

賭博場にモールズリーだ!!
とは前回も気づきましたが
これが結構情けなくて。
しかしこちらのモールズリー改めイケルは元教師。
今は学校が閉鎖状態で
自宅に子供たちを呼んで数学を教えています。
ここで「数学」なのが爆!!
だって今週のダウントンでモールズリーはデイジーに
数学は苦手だけど歴史は得意だと自慢して
歴史書を貸してあげていたのに。
そんな彼が数学を教えているのが笑えました。

ミルナーはマイケルに兄弟の情報を求めるついでに
借金取りが追っていることを警告します。
その後、町外れの物理学研究所で銃声が聞こえたと連絡があり
ミルナーたちが搜索に行くと
近くの山林でマイケルの遺体が見つかります。
せっかくいい人そうだったのに残念だ・・・
とこの話には裏があるのですが。

リディアの息子のジェームズがかわいそう。
学校で空襲に遭ってから
全く言葉を発しなくなってしまいました。
フォイルに頼まれたサムが面倒を見ますが
何をやっても無表情です。
さらにリディアが姿を消してしまいます。

こうしていろいろな不幸が後半に続きます。

Foyle's War S5-#1 「クリスマスの足音」(前編)

念願のフォイル復活!
改めて吹替版で見られるのを楽しみに待っていました。
今回の放映は45年の終戦までの5話(前後編に分けてるので10話)。
本国でのS5-#3、AXNミステリーでの数え方では
S6-#3「警報解除」までになるのだと思います。
せめて終戦まではオンエアして欲しいと思っていたので
NHKの計らいに感謝。
もちろんこの先も大切ですけど、フォイルとミルナー、サムの立場が変わってきて
違うドラマになってしまうのが寂しいので
ここまででいいのかなというのが正直な思いです。

1942年、クリスマスを控え
戦争で食べ物はなくなり、女性たちは弾薬工場で働き
穏やかなクリスマスが過ごせるようには思えません。
そんな中で闇取引で没収した大きな七面鳥が署にやってきて
証拠保管室に置かれています。
サムが気になって仕方ない。

このエピは本当に面白かったので
前回もかなり詳しく感想を述べています。
でもネタバレしまくりなので、十分注意してください(苦笑)
今回新たに気づいたこと。
弾薬工場の工場責任者のベイカーは
セルフリッジのクラブさんでした。
見た目は違っても雰囲気が同じです。
悪妻ジェーンは相変わらずヒンターランドにいましたが
ジェーンの身勝手ぶりは本当にご立派ですよね。
実は彼女の突然の帰宅にもわけがあったんだけど
だったら始めからそういえばいいのに・・・と後になって思います。

ミルナーはこのときから巡査部長になってたのかな。
押収品を食べようとしていた部下にビシッと注意しますが
クールなミルナーが素敵だなと思ったら
ジェーンの態度には怒り心頭。
あのブチ切れ具合は驚かされました。
そしてイーディとデートしたりしていたら
ジェーンは殺されてしまいます。

翌朝みんなが知ってるのに
ミルナーが知らないというのもあんまりだなと思っていたら
フォイルが状況を説明。
前回観たときも感じたけど、自分は潔白であっても
第一容疑者だと疑われたら静かに受け入れられるミルナーってすごいなと
やっぱりその部分に感動します。
世の中の熱血刑事たちに学んでもらいたい。
みんな「俺は違うぞ!」と勝手に動き出すから
捜査がやりにくくなるんだもん。

というわけで今は我慢のミルナーですが
話はどんどんややこしくなります。
そして爆発で死んだグレースとジェーンの死が
関わっていく過程もお見事。
流れを分かっていても、また来週じっくり味わいたいと思います。