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Law&Order UK S5-#6 「慣習」

本家オリジナルはS8-#10 「儀式」

ランヤ・ハビブという女性が高架橋から飛び降り自殺をしたとの連絡を受け
ブルックスとホーキンスは捜査を始めますが
ハビブの自宅を調べても自殺を考えるにはスケジュール帳がびっしりだし
アパートの階段は漂白剤で掃除をした形跡が残っていました。
検視の結果からも階段から落ちたのが死因と判明します。
では誰かがハビブの死体を運んで高架橋から捨てたはず。
ハビブは友人を空港に迎えに行っていました。
エジプトから来たその男は医者を装っているけどテロリストかも。
ホテルに置かれた男のカバンの中の薬から
爆弾が作れることが判明。
ブルックスたちはロンドンブリッジを観光しているエルサイドを追い捕らえますが
彼はテロとは無縁でした。
しかしあの観光地で人騒がせな!
レイトンがお怒りなのは当然です。

ハビブはエルサイドに6000ポンドも支払っていました。
ハビブの息子タリクと妻のサフィアに事情を聞きますが
失業中のタリクはハビブに金を無心していました。
ふたりの娘ライラはこっそり両親が喧嘩していたこと
父が自分をエジプトに行かせたがっていたことなどをホーキンスらに打ち明けます。
そしてハビブを殺害したのはサフィアだとわかりますが
サフィァには切実な事情がありました。

どうしても娘を守りたかったサフィア。
だがハビブが大金を払ってまでエジプトから医者を呼んでいたのは
FGMを行いたかったら。
FGM=女性器切除はアフリカを中心に行われている風習で
女子割礼とも言われています。
女子が大人になるための風習とはいえリスクは大きく
女性虐待だと世界的には廃絶させようとする動きが大きくなっています。
ハビブは孫にエジプトでFGMを施したかったけれどサフィアは断固反対。
すると医者の方がやってきたわけですが
FGMの被害者の証言を取ろうとしても皆口をつぐんでしまうし
実態はつかめません。

裁判に入るとバーカーが力を発揮。
サフィアの弁護士と組んで話をしている様子に
ソーンは腹を立てます。
だがバーカーには、エルサイドを有罪に持ち込みたいという思いがありました。
法廷でサフィサは娘を守りたかった理由として
自分もFGMを受けて辛い思いをしたことを白状します。
それを聞いてタリクの妹がいきなり怒鳴りだし
慣習を否定するのはなかなか難しいのかも。

サフィアの判決は故殺で4年。
多分2年の服役で出られるでしょう。
バーカーの計らいで娘にしばしの別れを伝えられました。
そしてエルサイドも逮捕されます。

本家で持ち込んだ問題を
英国でさらにわかりやすく伝えていましたが
FGMの悪習は廃絶してもらいたいと強く願います。
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Law&Order UK S5-#4 「プライドの代償」

本家オリジナルはS14-#6 「誇り高き人生」

ニール・レスターの妻が帰宅して、夫が殺害されているのを発見します。
凶器はペーパーウェイト。レスターのPCがなくなっていた。
ブルックスとホーキンスがレスターの会社に聞き取りに行くと、
レスターは9か月前にリストラされていました。
だが彼の預金口座には16万ポンドが入金されていて
その口座は半年前に開き、24時間で解約されていました。
金を振り込んだのはエドワード・スチュワートという人物。
自宅を担保にして融資を受けていたようです。
スチュワートの自宅に行くと、家は改装中。
本人は姿を消していました。
スチュワートの戦友のフェリックスは、スチュワートはオーストラリアに移住したと説明します。
だがれスターについては知らず。
しかし調べていくとフェリックスがレスターのPCを中古ショップへ売りに行っているのが判明。
フェリックスの自宅に行くと、スチュワートが隠れていました。

ここまではオリジナルとほぼ一緒。
ただいつも通りオリジナルは銃で撃たれています。
それだけイギリスでは銃撃による事件は起きていないということですよね。
しつこいようですが、アメリカの銃問題をなんとかすべきです。
さらにまだPCがさほど浸透していなかった時代だし
金の流れも小切手でダイヤを買ってまたすぐに売ってと
複雑になっていました。

でも大きく違うのはやたらと身内を絡ませたくなる英国流。
スチュワートは元警部補チャンドラーの父親でした。
いつのまにかいなくいなっていたチャンドラーですが
実は母親の介護のために退職していたようです。
父の負担を減らすために母を引き取って介護していましたが
父はそれが不満だったようで
母の死後、スチュワートとチャンドラーも疎遠になっていました。

身内が絡むと話がややこしくなる。
身内とはいえ今は部外者だし、
レイトンもホーキンスもチャンドラーのことを知らないから
普通に事件捜査できるんですけど
ブルックスにとっては元上司ですからどうしても気遣ってしまうし
チャンドラーの要求を飲んでしまいます。
さらには捜査のアドバイスを求めることまで。
当然レイトンはチャンドラーに会うなと命じますが
ブルックスはついチャンドラーを同行させてしまいます。

スチュワートの証言は曖昧でしが記憶は確かなようで。
罪状認否では謀殺罪に問われます。
フェリックスは二人で移住するつもりだったし
スチュワートは何もしていないと殺害を否定。
だがレスターの家からは大量のスチュワートの指紋が検出されていました。

ブルックは再度レスター妻に話を聞きに行きますが
同行したチャンドラーは警部補を名乗り妻を非難さえします。
どうしてバッジ持っていたんでしょう?
これがバレてブルックスはまたレイトンにお叱りを受けます。
だがレスターのPCがもう一台あることが判明し
調べていたらレスターがスチュワートになりすましていたことが明らかになります。
レスターはスチュワートの個人情報を盗み
スチュワートの家を担保にして金を借りていたのでした。

状況がわかり拘留されているスチュワートを尋問しますが
彼は自暴自棄になって話そうとしません。
ブルックスはまたしてもチャンドラーに頼まれ
こっそりチャンドラーをスチュワートと面会させます。
するとようやく父は娘に真実を話します。
レスターが「無料のオーストラリア旅行を当てよう」と勧誘に来て
スチュワートは個人情報をあれこれ伝えてしまいました。
その結果執行官が自宅に現れ、家を奪われてしまったスチュワートは
騙されていたことに気づきます。
スチュワートはレスターのPCを盗みますが、データは入っていませんでした。
スチュワートは怒りのあまりレスターを殴ってしまいます。
彼を殺害する気はなかった。
子供の父親を殺してしまったとスチュワートは嘆きます。
母を娘に取られ、残っていたのは自宅だけだったのに
その自宅も奪われてしまったのでした。
レスターは故殺で取引をすることにします。

スチュワートは相当悪質なあるある詐欺にかかってしまったってことですね。
もう少しチャンドラーが父を気遣っていたら
スチュワートが娘に相談していたら
殺人は防げていたのかもしれません。
頑固オヤジの意地が裏目に出てしまいました。
しかしレスターもとんでもない悪党です。
殺されたのは想定外ですが
しっかり罪を償ってもらいたかった。
ところでチャンドラーはこのまま引退ですか??

Law&Order UK S5-#3 「重い秘密」

本家オリジナルはS9-#11 「消えた学生運動家」

ブルックスとホーキンスは麻薬捜査班の応援で張り込み
売人が現れるのを待っていました。
売人の怪しい動きをキャッチしてホーキンスが追いかけ
売人は逮捕されるものの、ブツの入ったリュックは投げ込まれて川の中。
仕方なくクレーンで川底を漁っていたら
かなり古い車の中に白骨死体が入ったまま見つかります。

車は80年代のもので、遺体は白人ではない若者。
頭部を殴られ、以前足を骨折した跡がありました。
車の所有者を探していくと、別の人に売っていたことが判明。
当時の車の持ち主は、遺体の姉で
弟に車を貸していたのでした。
母と姉は弟が戻ってくるのを信じて必死に捜索
待ち続けていたのですが、母も他界してしまいました。
ここで姉は、弟のケインが警官で潜入捜査に加わっていたことを明かします。

ケインはマンチェスター警察から潜入捜査官として送られていましたが
捜査は終了となり、その後の記録は残っていません。
一体何があったのか。
ブルックスたちは空白部分を探り
関係者に話を聞きますが真相が掴めません。
しかしパブでの目撃証言などから
ケインが暴動に加わっていて
警察による鎮圧で殴り殺されていたことが判明。
警察は潜入捜査官を殺害してしまったことをもみ消し
ここまで来てしまっていたのでした。
関係者にはブルックスの尊敬する先輩もおり
ブルックスはショックを受けます。

本家では15年前にさかのぼっての放映となるので
白骨死体が乗っていた車は60年代のワーゲンのバン。
車が見つかったきっかけは川に投げ込んだ銃を探すためで
白骨死体にも銃弾が当たっていました。
やっぱりアメリカでは銃が関わってきちゃうんだね。

そして遺体の男性は68年にケンジントン大で
派手に学生運動をやっていて
それなりに有名だったようでした。
そういう時代だし、ここでは活動家だったのかなと思ったら
実は彼も潜入捜査官。
リアルに見せるよう相当頑張っちゃったんでしょうね。
だから警察に射殺され、葬り去られてしまいました。

潜入捜査官だとバレないようにするには
本当に慎重に組織に潜り込まなければならないけれど
警察機関に全く情報を伝えていないと
誤って殺害される可能性も出てきます。
だからすぐに犯人射殺(英国では殴り殺しだけど)をしないように
十分留意して欲しいですが
万が一起きてしまったら、やはり正直に明かすべき。
相手は身内なんだもん。
ともあれくれぐれも
上手に潜入していただきたいものです。

Law&Order UK S5-#2 「愛のあかし」

本家オリジナルはS18-#11 「メレディスの思い出」。

今回はオリジナルにルポカタ登場!ということで
いつも以上に?気合を入れて見比べってしまいました。
しかもオリジナル、とても印象的なエピソードだったし。

ティーンエイジャー担当の精神科医のガードナーがオフィスで刺殺。
オフィスには隠し部屋があり、
患者の若者のものと思われる品物がいくつか残っていました。
持ち物を手がかりに患者を突き止めると
患者はガードナーを慕っていて、彼の死にショックを起こします。
男子患者は悲しみをライブ配信、自殺未遂まで図る始末です。
ガードナーは子供たちの治療に投薬を拒否し
言葉を唱えさせ落ち着くことで対処できるようにしていました。
ガードナーには妻と二人の子供がいますが
事件当時の行動について尋ねると
子供たちはいかにも母が教えたような答え方をします。
怪しいと睨んだブロックとホーキンスは娘を学校で事情聴取。
すると衝撃的な事実が判明します。
ガードナーがオフィスに残していたテープは
患者クレアに宛てた愛の告白で
そのテープを娘のリサは聴いてしまったのでした。
テープの存在を知ったアリソンは夫の患者との浮気に腹を立て
とっさに夫を刺したと自白します。
だが興奮したアリソンがガードナーが教えている言葉を唱え始めたので
アリソンはガードナーの元患者だったことがわかります。

ここまで本家もほぼ一緒。
ただ凶器がナイフではなく銃でした。
娘がいったん証言を覆したので
またルポカタコンビが真実を聞き出そうとしますが
カッターさんの冷酷な物言いは未成年にもお構いなしで
後でルーポは厳しすぎると非難していました。
でも相変わらずのドヤ顔で我が道を行くのが
カッターさんなんですよね。

後半の法廷では
本家では容疑者の妻キャサリンが自己弁護をしたいと言い出し
法廷で娘のエマに問いかける形になります。
英国ではもう少し母と娘の距離が空いているように感じました。
さらに弁護側の精神科医を証言をゆさぶるために
シャープが自ら過去をさらけ出します。
なるほどそんな秘密があったのか・・・と
それを公にして相手を潰すのは残酷ではあるけれど
本家はもっと強烈。
オリベットがキャサリンを守るために弁護側についたため
マッコイさんはやはりオリベットが過去に関係を持った
患者の刑事(って誰だったっけ?)について情報提供。
カッターさんはまたもやドヤ顔でオリベットを攻撃します。
今までS2から長きにわたって散々お世話になってきたオリベットに
この仕打ちはないでしょう!
とマッコイさんの冷酷さと同調するカッターさんにはびっくりさせられました。

法廷での証言が続く中で新事実発覚。
実はクレア(本家ではメレディス)は土地の名前で
テープの中身はガードナーが患者だったアリソンと愛し合い結婚し
そのあともいかに妻を愛し続けてきたかを語った
録音記録だったのでした。
確かに最初はレイプだったのかもしれないけれど
そのあとは幸せな結婚生活を送っていて
ガードナーは決して浮気をしたのではなかった。
アリソンが気づいたときがすでに手遅れでした。

英国のガードナーはよく知らない人ですが
(でもベテランの俳優さんみたい)
本家ではJohn Sheaが演じていて
あっさり死んでしまいショックだったんですけど
あとでゆっくりテープでの語りを聞かせてもらえたので
それなりによかったです。

Law&Order UK S5-#1 「天の眼」

本家オリジナルはS9-#23 「小さな目撃者 Part1」

ついに英国がファイナルシーズンに入りました。
そしてケイシーがさっさといなくなり
代わりにホーキンズが児童保護課から異動してきました。
ケイシー退散理由は不明。
少しは説明があれば安心するのに・・・
とりあえず転勤だと思っていればいいかな。
ホーキンズは犯罪捜査には不慣れな様子。
これから修行が必要な感じですが。

本家はPart1となっているとおり、シーズンファイナルの
2話続きの前半となります。
だから当然事件は解決していません。
もっとややこしいことになってしまいます。
それを1話に凝縮?しているので
今回の英国版はスケールが小さくなっているかなと感じました。

冒頭のトランクから発見された手首のない死体は一緒。
でも本家では歯は残っていて
歯から身元が割り出せました。
英国では被害者が透析を受けていなかったら
身元の確定はさらに大変だったでしょう。
ついでに追われた車が事故を起こしたのではなく
警官に撃たれて止められていました。

本家では被害者がロシア人で
関わっている人間もロシア人だったので
ロシア語に堪能な検事補が来て
どんどん仕切っていきます。
さらに幼い男の子が事故を目撃していましたが
恐怖に怯え様子がおかしくなってしまいます。

それでも聞き込みなどから容疑者を捕らえますが
いざとなるとみな証言を拒み
男の子の証言が必要になります。
ここでオリベットが登場し
男の子に悪夢の話をしてもらいながら
事件の状況や容疑者を断定。
男の子は面通しにも関わり
容疑者を確定できるのですが
それだけでは有罪には持ち込めません。
男の子のストレスはさらに溜まっていきます。

という本家に比べて英国では
殺された男性の妹が公判中の裁判の陪審員を務めていて
そこに男性の手が入った箱が送られてきて
彼女は陪審員ができなくなります。
他にも邪魔が入り、被告ホーガンの裁判は
陪審員なしで行われることになります。
その結果証拠不十分でホーガンは無罪に。

そのとき事件のあったビルの屋上の塔の部分の壁に
落書きをしていた少年がいて
事件を目撃していたことが判明。
彼は本家の男の子よりも年が上だし
それほど苦しむこともなく状況を説明したので
容疑者が確定でき
命令したのはホーガンだったとの証言も得られます。
こうして検察は面目を保てたわけですが。

ホーキンズが力を発揮したのが
少年の目撃証言を得る部分。
本人が悪事を働いているわけだし
恐ろしい光景を見ているから
なかなか口を割りませんよね。
そこはホーキンズ。
元の仕事柄、子供の扱いには慣れていて
無理をせずに話を核心に持って行き
最後は事件現場に連れ出して思い出させるようにします。
オリベット役ができる刑事はこの先便利かも。
とはいえいつも子供が事件に関わるわけではありませんが。

そしてやたらと問題を抱えた人たちだらけ?の英国なので
ホーキンズも何かプライベートに抱えているのか気になりますが
ファイナルシーズンをじっくり楽しみましょう。