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Brideshead Revisited 「情愛と友情」


情愛と友情 [DVD]情愛と友情 [DVD]
(2009/03/18)
マシュー・グード、ベン・ウィショー 他

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ついに映画版を視聴。
ドラマ版で12時間の作品を2時間にまとめているのだから
相当端折ってるのは覚悟の上でしたが
思いのほかコンパクトにまとまっていました。
オープニングで戦時中のブライズヘッドから一転して
いきなり船旅でチャールズがジュリアと出会うシーンに飛んだのは驚きましたが。

ドラマ版があまりにも原作に忠実すぎるので
映画化にあたり特色を出すのは苦労したと思います。
その点はメイキングでも語られていましたが
そこで目をつけたのがチャールズとセバスチャン、そしてジュリアの三角関係。
確かに物語を手っ取り早く進めるためにはいい方法かもしれません。
でも自分の読んだ&観てきた解釈だとやっぱり違うんだよね。

セバスチャンがゲイだとはっきり表されていて
それはドラマ版制作からも時が経っていて当然かなと思いますが
チャールズとセバスチャンがブライズヘッドで過ごした幸せな時の中での
一瞬だったけど交わされる二人のキスシーン。
あれはなくてもよかったのかも。
十分妄想の世界で楽しめるもん。
それだけあからさまに二人の関係が描かれているのに
なぜかチャールズの目はジュリアを追っているんだよね。
これが納得できなくて。
物語前半ではチャールズはたいしてジュリアに興味ないでしょ。
だから二股をかけ始めるチャールズがすごくずるい奴に思えてしまいました。

そしてベニスへの旅行なんですが
これがまたなぜかジュリアが一緒で3人の旅になり
せっかくのチャールズとセバスチャンの美しい2ショットのはずが台無しになってました。
完全にウザジュリア状態なのに
夜のカーニバルに紛れて(これも鳩ぽっぽにあったシーンだよね)
ジュリアとチャールズがキスしてしまいます。
それをセバスチャンが見てしまってショックを受け・・・

というありえない展開になってしまったため
セバスチャン気の毒すぎ。
だからますます酒に溺れるという流れにはたどり着きやすいけど。
そしてチャールズとジュリアは
ブライズヘッドの一族のもつカトリック観のおかげで当然すんなり行くはずはなく
そのうち甲羅にダイヤモンドが埋まってるカメが出てきて(原作通りだ)
ジュリアはレックスと結婚してしまいます。
ちなみにレックスの中の人は
デス妻でブリーに付きまとってた刑事さんでした。

ここまでで映画の半分以上過ぎてるので、あとはさらにハイスピード。
マーチメイン夫人に頼まれチャールズはセバスチャンを探しにモロッコに行きますが
そこでセバスチャンと同居しているクルトに出会い、セバスチャンの居場所を聞きます。
一瞬しか出てこないクルトですが、なんとCrossing Linesのセバスチャン(ややこしい)が演じてました。
ドラマ版では3人が一緒になるシーンがあるのに
こちらはセバスチャンとチャールズの2ショットで終了。残念でした。
ここからはさらにすっ飛ばして
船でジュリアと再会したチャールズは過去の呪縛があるわけでもなく
シーリアに気を遣うわけでもなくさっさとジュリアと寝てしまうし
そしてお互いの離婚に向けて行動開始。
するとマーチメイン卿が死を迎えるためにブライズヘッドに戻ってきて
あとはドラマ版通りです。
ラストの接収されたブライズヘッドでのしみじみ感は薄かったけど。

チャールズ、セバスチャン、ジュリアのキャスティングはよかったかな。
やっぱりドラマ版に叶わない気はするけど
チャールズとセバスチャンの2ショットは美しかったし
セバスチャンの魔性ぶりも堪能できました。
何より嬉しかったのがブライズヘッドが同じ場所だったこと。
ヨークシャーに建つハワード城でロケされてますが
同じ建物だとキャストが違っても同じドラマに感じられます。
このお城は他にも多々映画撮影に使われているようで
「高慢と偏見、そして殺人」もそうだったんだ!
(ついでにウィッカムがチャールズだし)
機会があればお城ツアーに行きたいです。
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Brideshead Revisited #11 「Brideshead Revisited」

ファイナルエピソードは原作の第5章を映像化。
ジュリアとチャールズの離婚はそれぞれ現実のものとなり
離婚が成立したら、二人は結婚しようと考えていました。
するとマーチメイン侯爵がカーラとともにベニスからブライズヘッドに到着。
病状が悪化している侯爵は、この地で臨終を迎えるつもりでした。
しかし侯爵は言いたい放題。
今は全然使っていない中国の間に女王のベッドを置いてくれなんて言い出すから
屋敷内はあたふたします。
このベッドがなかなかお見事で、さすが映像の力ってすごい!
さらに医師やら看護師やらが出入りしますが
ブライズヘッドが帰ってきて神父を呼ぶと言い出したときは断固拒否。
せっかく来てくれた馴染みの神父なのに追い返してしまいます。

子供たちの願いは父が臨終の前に、神父に罪を償い悔い改めさせることでしたが
チャールズは侯爵同様に冷ややかに捉えています。
ジュリアの強引さにチャールズがストップをかけることもありました。
また神父が来たら侯爵がショックを起こすかもと懸念されたのですが
結局侯爵の意識がなくなってから神父が呼ばれ、祈りを捧げます。
まもなく侯爵は息を引き取りますが
父の死をきっかけにジュリアはチャールズとの別れを決意します。

チャールズとの愛より神への信仰を選んでしまったということなのでしょうか。
ここでチャールズと結婚したらまた罰を受けると考えたジュリアは
結婚はできないと宣言します。
チャールズは静かに従うしかないんですね。
結婚生活を捨ててここまできたのに。

そしてドラマの冒頭、
戦争が激しくなり接収されたブライズヘッドにチャールズが属する部隊が到着したシーンに戻ります。
チャールズに屋敷の片付けを命じた団長が屋敷内を案内するんですが
初めてのふりをして聞いているチャールズが変!
目の前に自分の描いた絵があるんだし。
それにしても荒れ果てた屋敷の中は衝撃的です。
とくにあの女王のベッド。ただの壊れたガラクタと化してました。
原作ではさらりと書かれている荒廃ぶりが、映像ではシビアに伝わってきて辛いです。
チャールズは隙を見て立ち入り禁止ゾーンに侵入。
まだ数人の召使とともに屋敷で生活しているばあやに会いに行きました。
ばあやはしっかりチャールズのことを覚えていてお元気です。
チャールズはジュリアやコーディリアの近況を聞きますが
ところでセバスチャンはどうなったの?
今回は全く語られていないのが寂しいんですけど。

チャールズは立ち入ることのなかった礼拝堂で祈りを捧げ
屋敷から出て行くのでした。

12時間近いドラマがようやく完結。
本当に原作に忠実に映像化されていてわかりやすく
じっくりと楽しませてもらいました。
ようやく観終えたので、今度はショートバージョンの映画「情愛と友情」にチャレンジしてみようと思っています。
近所のTSUTAYAにDVDも置いてあったし。
しかし6分の一?にカットされてしまったら欲求不満起こしそうですね。大丈夫かな。

Brideshead Revisited #10 「A Twitch Upon the Thread」

それから年月が経ち、チャールズとジュリアは屋敷の噴水の前で語っています。
お互い離婚に向けて進めている段階で
離婚が成立すれば結婚しようと考えています。
するとブライズヘッドが自らの婚約を伝えてきます。
相手のマスプラット夫人は夫と死別し、子供が3人います。
大きな人らしいけど、ブライズヘッドはすっかり気に入ってしまったようで。
出会いは亡くなった夫がブライズヘッドと同じマッチ集めの趣味を持っていたから。
そんなきっかけもあるんですね。
ブライズヘッドは婚約のことを話しながら、ジュリアの生き様を「罪の生活」と例えたので
ジュリアが怒り嘆きます。

その後コーディリアから連絡があり、12年ぶりに屋敷に戻ってきます。
コーディリアはスペイン内戦時に修道院や野戦病院で働いていました。
身の振り構わず状態で、不器量になってしまったと言われてしまっては気の毒だけど
確かに4人の兄弟姉妹はかなりキャラクターが違ってます。
コーディリアはジュリアとチャールズの関係も知っていて
セバスチャンの近況について、チャールズに詳しく話して聞かせます。

アフリカに渡ったセバスチャンはチェニスで修道院に入りますが
相変わらず酒に溺れてボロボロ状態。
クルトとの付き合いは続いていたんだけど
ナチス絡みでクルトが収容所に入れられてしまい死亡。
セバスチャンの飲酒はますますひどくなっていたようです。
しかしこんなにボロボロになっていてもまだ生きているのが
図太いというかたくましいというか。
とっくに肝硬変とかになっていそうなのに。
そしてこんなにハチャメチャ人生でもみんなに愛されているんですよね。
魔性の男ですよ。
チャールズだってジュリアの中にセバスチャンを見出しているし。

今回は原作から割愛された部分がところどころありました。
そして次回がファイナル90分枠でドラマ完結になります。
原作に忠実に終わると思いますが、楽しみにしています。

Brideshead Revisited #9 「Orphans of Storm」

船上でシーリアは体調が悪いまま臥せっていて
ついにチャールズとジュリアは一線を超えてしまいます。
堂々たる浮気だけどシーリアは気づかず。
元気になったシーリアが、寝ていた間どうしていたのかチャールズに尋ねると
チャールズはジュリアと話していたと答えます。
するとジュリアと知り合えてよかったと喜ぶシーリア。
ブライズヘッドのことを全く知らなかったのか・・・とぼけてるわけじゃないですよね。
だったらあまりにも気の毒です。
しかしチャールズにはジュリアとの10年越しの関係が一歩前進したことに
のびのびとしていたのでした。

揺れる中でのベッドシーン。
原作では本当に一言
「その夜のわたしは、彼女から離れられなかった。」と書かれているだけですが
そのわりには丁寧に?描かれてましたね。
しかもジュリアの胸が見えたままだったのが
イギリスドラマの大胆さというか・・・
アメリカドラマも現在のケーブル局ならありの世界だけど
80年代にありえたのかな?
ときどき本当にびっくりさせられます。

船を降りてからのチャールズとシーリアの行動は別々。
でもシーリアはチャールズの古典の内覧会には力を入れます。
チャールズはうんざりしかけてるけど。
しかもシーリアが浮気していることも知ってしまったのでした。
内覧会が終わったとき、アンソニーが顔を出し
チャールズを「青の洞窟クラブ」という怪しげなバーへ連れて行きます。
これも原作では怪しげなバーレベルだったんですが
完全にゲイバーと化してましたね。
アンソニーが連れて行くんだからそれでいいんですけど。
ここでアンソニーはチャールズとジュリアが世間中にバレてると伝えます。

そして今度はチャールズはジュリアと一緒にブライズヘッドに向います。
こちらにはレックスと取り巻きが待っているのですが
ジュリアとチャールズの関係は今までと違ってしまったから
話はまた複雑に・・・

というところで残り2話。
原作ではまだまだページが残っているので
どこをすっ飛ばすのかも気になりますが
このあとはどんどん寂しくなっていくし
覚悟して臨みます。

Brideshead Revisited #8 「Brideshead Deserted」

イギリスに帰ってきたチャールズは
ブライズヘッドにマーチメインハウスを取り壊すことを聞き
建物を絵に描いて残すことにします。
これがチャールズが建築画家の道に進むきっかけとなります。

そして年月がたち、ようやくJeremyが年相応の役を演じることに。
髭面も貫禄があっていいけど、やはり無理やり?若作りの方がツヤツヤしてる感じが素敵だったかな。
チャールズはシーリアと結婚し、メキシコからラテンアメリカを旅します。
そして久々にNYでシーリアに会った時、すでに結婚生活は破綻しかけていました。
そのきっかけがジュリアがレックスとの結婚のごたごたを語っていた船旅につながってくるのですが・・・

船旅の様子は途中まで。
このゴージャスな旅の様子も、原作通りに描かれていて驚きました。
きちんと氷の白鳥まで再現されてましたからね。
ロケはクイーンエリザベス2を使用していたみたいだし。
とてもドラマとは思えない豪華さです。
船にジュリアが乗っていることをシーリアが知ってパーティーに招待。
チャールズは久しぶりにジュリアと顔を合わせ、言葉を交わします。
その後チャールズたちの船室で行われたパーティーに
ジュリアが来るのをチャールズは待っていましたが結局来ず。
その後嵐が来て船が揺れるようになり
シーリアは具合が悪くなって臥せってしまいます。
そこでチャールズはジュリアと会うことにするのですが・・・

ここで登場するチャールズの妻シーリア。
なんとJane Asherが演じていたんですね。
女優さんとしての演技を見た覚えがほとんどなかったんですが
Jane AsherってPeter Asherの妹で
Paul McCartneyの婚約者だった人じゃないですか。
それはもうよく存じ上げております(笑)
Paulとの2ショットとか、よく紹介されてたし。
そのJaneがずっと女優をしていて、現役で活躍中なんですね。
全然知らなかった!
次のエピソードにも出番があるので、じっくり見させていただきます。