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Cold Case S4-#10 「相棒」

BBM警官版。
あまりにも切なくて
でもこの時代はどうにもならなかったんだよね・・・

1968年、警察は麻薬組織と癒着し
賄賂をもらって当然の時代でした。
(この頃スティルマンは新人として働き始めたけど
彼の配属された分署はクリーンだったらしいです。)
父親を上司にもつクープは、ジミーとコンビを組み
抜群の検挙率を発揮してましたが
クープは不正が許せません。
そんなまっすぐな態度が災いしたのか
クープは一人橋の下で何者かに銃殺されます。

そのままコールドケースとなっていたクープの死が
(警官の死に関する箱は倉庫に保管されないんですね)
ガン宣告を受けた囚人の証言により
再捜査されることになりました。
クープ父は過去を封印したがっていたし
相棒のジミーも多くを語ろうとしません。
そこには触れたくない真実が隠されていたのでした。

クープは自分の思いに忠実だから
警官が賄賂をもらうことが許せない。
そしてもう一つ、ジミーへの思いを隠し通すことができませんでした。
表向きは女たらしの評判が立っていたクープは
本来の姿を見せないためのカモフラージュだったのか。
ジミーと妻のアイリーンの離婚の原因も
アイリーンとクープの浮気と思われていましたが
クープが愛したのはジミーだったのです。

異性同士だって恋愛感情を抱きながら
パートナーを組むのは難しいのに。
Standoffで周囲に白い目で見られつつ、
マットとエミリーは実践してくれてるけど、これだって相当斬新です。
しかし相手は同性、時代は60年代ですから
カミングアウトだってありえないのに
パートナーに恋してしまったなんて
おそらく化け物扱い?偏見の目で見られること間違いなしですよね。
SVUでカミングアウトしている警官がちらっと出てきたけど
それだってステーブラーは気を遣ってたし
21世紀になってさえそうなんだから
ゲイ警官なんてとんでもない!

クープはジミーに伝えたかった。
とはいえジミーは3人の子持ち、パートナーとして一緒に過ごしていても
恋愛に発展なんてありえないでしょう。
しかし夜ジミーの家の庭でビールを飲んでいた二人は
ジミーが賄賂を受け取っていることをクープが責め
ジミーは生活が掛かってるから仕方がないと反論。
二人は殴り合いもつれ合っているうちに
クープがジミーにキス。
ジミーは驚き一瞬固まるものの
今度は自分からクープを求めます。
ジミーもクープを愛していたんだ。
二人の気持ちは通じ合ったけど
その光景を窓越しに見ていたアイリーンは離婚を決意します。

ここからのクープの開きなおりがすごい。
ロッカールームで上司のマクリーに罵られても
平然としています。
許されるならこの場でカミングアウトするぞと
そのくらい堂々とした態度でした。
ジミーも傍らで耐えています。

ジミーの愛を確信したクープは
新たな人生をスタートできたらと願いますが
家庭をもつジミーにはどうにもなりませんでした。
パトロールへ行く道すがら
お互い見つめあい「俺たちは幸せだ。」とのクープの言葉に
そっと手を触れる二人。
これが愛を確かめあう精一杯の方法でした。
その様子を車の中から見ていたマクリーは嫌悪感をあらわにします。

クープ父(またスポ校長登場。あちこちに顔出しすぎ!)は
クープに態度を改めるように言いますが
クープは聞く耳を持たず。
父はマクリーと結託して息子を懲らしめようと考え
無線でクープを橋の下に呼び出すことにします。
クープが呼び出されたとき、ジミーは新人教育を命ぜられ
二人は離れ離れに。
後で会おうというクープの言葉に、ジミーはもっと距離を置くべきだと意見します。
そのままクープは橋の下へ。
そこではクープを心底嫌っていたマクリーが
銃を構えて待っていました。

クープが襲われたことを無線で聞いたジミーは
必死でクープを励まします。
クープの最期の言葉は「俺たちは幸せ者だ。」でした。
愛してると言えなかった時代の愛の言葉。
ジミーはその言葉を胸に秘め、生き続けてきたのでした。

45分ではもったいないくらいな密度の濃い内容。
そしてクープの勇気に感動しました。
でも当時ここまで表ざたにできたのかな?
現在だからこそドラマとして成り立ってるけど。

先週に引き続き、今週も音楽が素敵。
ロッカールームで流れるWhite Roomがかっこよかった。
そして先週からアパートで一人暮らしのヴェラ。
ご近所のアンドレ君とひと悶着ありましたが
お母さんのトニと親しくなれたようです。
トニは看護師ですが、The Wireのキーマじゃないですか!
今シーズンのヴェラはお笑い担当と化してますが
トニとの間に進展があるのかな?
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コメント 14件

コメントはまだありません
siren  
泣きました…

Garotoさんの日記読んでまた泣けちゃった…うう
ただクーパーの吹き替えがいまいちのような気もしたので、今度は字幕版でも見てみようかと思います。
しかし、彼の姿勢には心打たれました。
We are the locky ones,という最後の言葉が忘れられない…

2008/09/14 (Sun) 13:40 | 編集 | 返信 |   
Garoto  

予告編を見たときに
もしや二人の愛が発覚したときを恐れて
ジミーがクープを殺した?とか
もういろいろなことを考えてしまいましたが
「俺たちは幸せ者。」でよかったです。
でもせつな過ぎる話でしたが。
クープの吹替え声、若すぎちゃったかな?
私ももう一度字幕で観てみたいです。

2008/09/14 (Sun) 15:31 | 編集 | 返信 |   
kaoru  
初めまして

クープとジミーという、ワードで検索してこちらにたどり着きました。
お邪魔させてください。
私も感動しました。
クープの声優にも抵抗はなかったのですが、スティーブの声でしたっけ?SATCの。

ミラーの「あんたバカ?」という勇ましさに惚れるとともに、二人の秘めた愛があまりに切なくて。
リリーの「しがみついてでも離れてはいけなかった」という言葉に胸がしめつけられました。

コールドケースは、人種差別や同性愛など、当時の差別にひるまずに愛を貫こうとした人が、愛に死ぬエピソードが多くて。号泣させられます。

お邪魔いたしました。

2008/09/15 (Mon) 13:01 | 編集 | 返信 |   
Garoto  

kaoruさん、おいでいただきありがとうございます。
今度は水曜日の字幕版をチェックしようと思っています。
今でも警官の同性愛を隠したがる傾向がある中で
リリーたちがクープとジミーの愛を親身になって受け止めてくれたことがよかったです。
当時の彼らの努力が今に繋がってきてるんだな。
切なく悲しい話でしたが、クープとジミーに拍手を送りたいです。

2008/09/15 (Mon) 13:50 | 編集 | 返信 |   
Anne  

Garotoさん、こんにちは。
なんかこういうふうに書くと安っぽいけど、
時代がクーパーとジミーの気持ちを
許してくれなかったのかなと思います。
今でもすごく大変だと思うのに、これがこの時代なら、
より大変だったはずですよね。それでも恨むことなく、
相手への思いを貫けたクーパーはすごいなと思います。
スポ校長、犯人じゃなかったですね。予告を観て、
ああ、犯人は決まりだと思ってしまったのですが、
違っていました。スポ校長ごめんなさい!
TBさせていただきます。

2008/09/16 (Tue) 12:17 | 編集 | 返信 |   
Garoto  

確かにこれが今の時代なら
二人はもっと堂々とお互いを愛する事ができたのかなと
だからこそまたせつなくなってしまいます。
クープの勇気、本当にかっこよかった。
スポ校長は当時の父親としては当然のことをしたまででしたが
やはり後悔が残っているのでしょうね。
TBありがとうございます。

2008/09/16 (Tue) 20:30 | 編集 | 返信 |   
カクテキ  

クーパーのまっすぐさがボスコを連想させ、うっすら涙が…
最期の言葉になるかもしれないのに相手を気遣っての「俺たちは幸せものだ」ですもの。
父親は同性愛者という側面だけで、息子の実直なところを理解できなかったなんて愚かです。
父親=校長なのでしかたないといえばそうですが。
キーマ姉さんは、ヴェラといい感じになってしまうのでしょうか。
ちょっと受け入れ難いです(笑)。

2008/09/17 (Wed) 11:17 | 編集 | 返信 |   
Garoto  

クープの気遣いがそれだけジミーを深く愛していたんだなと
また涙を誘いますね。
ボスコもときには突っ走りすぎるときもあったけど、自分の思いや考えに忠実に頑張っていました。
スポ校長、今回は極悪人ではなかったものの、息子を失った事に多少の責任はあるし、後悔は尽きないことでしょう。
今回のテーマが違っていたら、ヴェラにこそっと
キーマ姉さんも実は同性愛者で・・・と囁いてあげたいところですが
すごいタイミングで登場にちょっとビックリしました。

2008/09/17 (Wed) 18:39 | 編集 | 返信 |   
bluegene  

字幕派なのできのうやっと見ました。

軍隊とか警察はもともと男性ばかりの職場だったせいか、ゲイに対して不寛容だという気が。そっと手を触れ合わせるだけしか愛情表現をできない二人が切なかったです。

私も「まさかジミーが?」とバッド・エンドを恐れて見ていたのですが、そうじゃなかったのがせめてもでした。

2008/09/18 (Thu) 13:27 | 編集 | 返信 |   
Garoto  

また字幕版を観てしまいました・・・
クープの声はやっぱり地声の方がじわっときたかな。
ついでにスティルマンの怒鳴り声も迫力ありました。
最初はかなりジミーに疑いが掛けられていましたよね。
ジミーも本音を吐き出せなかったし。
この再捜査をきっかけに、ようやくジミーは気持ちの整理ができてよかったのかも。

2008/09/18 (Thu) 20:12 | 編集 | 返信 |   
charlotte☆  

私も、字幕版見ました。
時代が時代なだけに せつないお話で、そしてあの無線のやり取りに
泣けました…。
理解あるリリー達に ジミーの思い伝わりましたよね
どう言われようと クープの堂々としたところ、よかったと思いました。

2008/09/19 (Fri) 00:00 | 編集 | 返信 |   
Garoto  

観れば観るほど泣かされるドラマで・・・
いろんなことを考えてしまいました。
無線のやり取りに、二人の確かな愛を感じます。
ジミーは今回の再捜査で、自分に正直に胸の内を明かす機会を得てよかったなと思います。

2008/09/19 (Fri) 20:52 | 編集 | 返信 |   
莉愛  

良かったですよね(*^^*)
トミー役の目の演技が良くて…自分たちの体で隠しながら手を触れ合わせるトコとかキュンキュンして泣いちゃいました(T_T)

あと、ごっちゃになってますけど、ロッカーで茶化して車の中から聞き耳たててた同僚と賄賂を受け取ってた上司は別人ですよ(^-^;
確認してみてください(^^)

2016/04/12 (Tue) 12:26 | 編集 | 返信 |   
Garoto  

懐かしいエピソードへのコメント、ありがとうございます♪
Cold Caseのベストエピソードの一つに絶対入る名作だと思います。
勘違い部分も含めて(汗)もう一度観てみたくなりました。
録画がどこかにあるはずだけど・・・

2016/04/13 (Wed) 07:22 | 編集 | 返信 |   

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