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Law&Order SVU S5-#8 「秘められた偏見」

路上に20代の全裸の白人男性の遺体ががシーツにくるまれて放置されていた。男は首を絞められ後頭部を強く打った跡があり、髪から石膏と白い塗料が検出される。またブリーカー通りと書かれたメモが残っており、男は男性と一夜を過ごしたようだ、ブリーカー通りのゲイバーのバーテンは、男の写真を見ると、ポスターのモデルだと反応する。そのポスターは「リ・ジェネシス」という同性愛者の矯正を唱えるキリスト教の教団を紹介するものだった。
ベンソンとステーブラーがリ・ジェネシスを訪ねると、男はジェームズ・リードで半年前に迷いを感じて教団をやめたと説明を受ける。ジェームズはハドソン大で精神科の修士課程を目指していたが、自宅にはネブラスカから抗議の手紙が大量に送りつけられていた。またジェームズの元恋人のフィルは、ジェームズとは3か月前に別れたが、ジェームズには身寄りがないため葬式の手配をすると話す。ジェームズとフィルはリ・ジェネシスで出会っていた。ジェームズは教団をパッシングしたため嫌がらせを受けていたとのことだった。
ジェームズの葬儀の日、ネブラスカの神の摂理教団が墓地の前で抗議活動を行っていた。代表のショー牧師が墓地内に足を踏み入れたために逮捕、ステーブラーが尋問を行ったが、彼には事件当日のアリバイがあった。SVUはジェームズが死ぬ直前に関係を持った男を探す。
ジェームズはハドソン大で同性愛者の修復治療を調査し、治療師は効果がないのに金を巻き上げていると論文で指摘していた。その論文を読んでいたのは指導教官の4人で、そのうちの一人ロジャー・テイト博士はその後大学を辞めていた。ロジャーはゲイは複合的な病変で、両親に問題があると主張していた。しかしジェームズはロジャーの息子のイアンとかかわりがあったことが分かる。
20歳で短大に通うイアンは、ジェームズに何度も電話していた。ベンソンとステーブラーがイアンを見つけると、イアンはジェームズは父に嫌がらせをした。僕はゲイではないと関係を否定する。しかしイアンの部屋を捜索すると壁が塗りなおされていることが分かり、壁面をはがすと中から血痕と毛髪が発見され、イアンはジェームズ殺害の容疑者として逮捕される。
罪状認否でイアンはレイプされたと主張するが証拠は出てこない。検事局はイアンがゲイであることを証明するよう求められる。
事件のあった夜イアンは暴行されたと夜病院へ行っていたが、調書は翌朝受理されていた。また壁の血痕はイアンではなく父のロジャーのものだとわかった。ケイシーがイアンを尋問すると、最初は自分がジェームズを殺したと話していたが、そのうちジェームズは自分の理解者で、父がベッドの二人を見て逆上したと言い始めた。SVUはロジャーを逮捕する。
公判でイアンは事件はすべて自分のせいだと言いながら、部屋に入ってきた父が二人を見つけてジェームズを壁に打ち付けて殺し、自分も親不孝者だと言われて殴られたことを証言する。一方ロジャーは息子がゲイであること9を知らず、息子をを救いたかったと主張する。だがイアンの高校時代のGFはイアンがゲイであることを知っていて、彼女の母親がロジャーにそれを伝えていた。ロジャーは自分の息子がゲイだとわかっていて、恋人を殺したのだった。

ゲイに対する差別や偏見がさまざまな形で描かれていきます。「リ・ジェネシス」は教団に入って祈り、禁欲生活を行うことでゲイは治せるというリハビリ治療を提案、ジェームズも教団に参加しますが、そこでフィルと出会い、ありのままに生きることが大切であると悟り教団を離れます。そして教団を非難したために、ネブラスカの髪の原理教団などから脅されることになります。
ジェームズはゲイに対する偏見と戦うために、専門分野での研究を進め、ゲイは矯正治療できるものではないと、ロジャー・テイト博士と対立する論文を発表しようとします。ロジャーは治療によってゲイの性的嗜好を抑えられると唱えていましたが、実は自分の息子がゲイである事実を隠していました。ところがジェームズが息子のイアンと恋愛関係に陥ってしまいます。自分と息子を守るためにロジャーはジェームズを殺害します。
イアンは今までゲイであることを父親には理解されず、自己嫌悪に陥り苦しみながら生きていたのではないでしょうか。そこでジェームズと出会い、イアンはジェームズから自信を持って生きることを教えられます。そんな矢先に事件が起きてしまいます。事件の後イアンはゲイであることを隠さず、偏見に屈することなく戦っていくと決意します。ジェームズの遺志を受けたイアンが強く生きていけるようにと願っています。、
事件の流れを淡々と受け止めていくステーブラー。捜査の最中「ゲイか否か、人は選べる。」とつぶやくとベンソンの「選んだの?」というツッコミが。「俺は違う。」と否定します。だがステーブラーが怒りを爆発させたのはショー牧師の尋問中でした。牧師が「NYはゲイであふれていて、彼らはNYPDに守られている。911で警官が犠牲になったのは神の裁きを受けたからだ。」と言うとすかさず牧師をにらみつけ、「おまえは差別主義者だ。神が裁きを下した。」と言い返します。差別を絶対許さないステーブラーならではの脅しでした。
ゲイを否定する父ロジャー・テイト博士を演じるGeorge SegalはJust Shoot Meのジャック役で有名です。またイアンの罪状認否のとき弁護士を担当していたのは、Melrose Placeのジョー役のDaphne Zunigaでした。SVUへの出演はこの一回だけのようです。敏腕弁護士としての活躍をもっと観たい気もしますが。

まだゲイに対する差別や偏見がまかり通っているのかなと思うと悲しくなります。
ありのままに生きることが大事。
それを病気扱いするとは…

OZからずいぶん年月が経ちましたから
もうステーブラーとケラーを別の次元で観られるようになったけど
でもこんなエピだとついステーブラーの反応が気になってしまいます。
あくまでも刑事として事件にかかわるステーブラーは
理不尽な差別に対しては激しく怒りを表しますが
ゲイについての議論は一歩引いてしまうみたい。
心のどこかに引っかかる部分があるのかもしれないし
もし息子がカミングアウトしたた、自分はどう受け入れればいいのかななんて
ちらっと考える部分もあうのかも。

ケラーはゲイというより
まさに「ありのままを生きた男」だったから
ビーチャーとの運命的な出会いの後
愛さずにはいられなくなってしまったのでしょう。
ジェームズの元恋人フィルが語った「刹那的な仲」
愛することは禁じられているはずなのに
目が遭った瞬間、運命を感じてしまう。
そして誓いを破っても愛することを選び…
二人はどうして別れることになってしまったのか
ジェームズは自分の信念を曲げずに生きる道を選んだけど
フィルはまだしがらみがあったのかな?
フィルの説明を聞いているとき、ふとBKのことを思い出してしまいました。
ステーブラーがそこにいるのに(笑)
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コメント 2件

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はちだんご  
No title

こんにちは(^^)
この話は、ほんと同性愛について深く考えさせられますね。
それにステーブラー刑事の反応もケラーを知るだけに比べて考えてしまいますね~。
>ケラーはゲイというよりまさに「ありのままを生きた男」
ほんとその通りですね~ケラーにはぴったりな表現ですね!
ステーブラー刑事とはやはり真逆なキャラですね。
でも、私はステーブラーもケラーもどちらも大好きです。
メローニの演技はどれも素敵ですから(^^)


2009/11/28 (Sat) 14:04 | 編集 | 返信 |   
Garoto  
No title

はちだんごさん、こんにちは。おいでいただきありがとうございます。
ステーブラーは立場上ゲイを嫌悪することはできないので、なんとも微妙な表情をしているのが面白いなって、そこでまたケラーを思い浮かべてしまうんですけど。
もしもステーブラーがケラーのような男あを尋問することになったらどうなるんでしょうね。ただにらみを利かせても絶対ダメだし!
なんて勝手に妄想しつつこのエピを楽しませてもらいました。不当な差別は絶対に許せませんが。

2009/11/29 (Sun) 11:27 | 編集 | 返信 |   

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