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9mm: Sao Paulo #13 「決断の時」

終わってしまった…
激しい脱力感。
こんなに壮絶なファイナルを迎えるドラマって他にあったでしょうか。
印象的なファイナルは多数観てきましたが
とにかくすごい。
一体サンパウロって??ブラジルって???
相当理解しているつもりの私でも寒気がしてきました。
このファイナルのために今までの12話が存在してたんですね。

結局人実は返してもらえず
ついにファクションのリーダーのトーヒは
警官をやっつけろのゴーサインを出します。
ファクションのメンバーはあちこちで無差別に警官を襲い
犠牲者が続出します。
子供でさえ銃を持たされ、平気で大人を撃ち殺してる。
路線バズは突如焼き打ちに遭います。
自爆テロじゃないんだよね。
バスそのものを焼いて大騒ぎするんです。
リオでバスが強盗に襲われる事件を映画化した「バス174」は有名ですが
これは私がリオに住んでいた時、本当に身近なところで起きた事件だったので
バスの恐ろしさは重々承知していて
路線バスも路線を選んで注意深く乗っていましたが
強盗が目的ではなくただの嫌がらせ?自分たちの力を示すため
ブラジル人もこんなことをするんだなとちょっと驚きました。
当然一般人も恐れをなします。
早く帰宅したいので道路は大渋滞になり
これこそ拳銃強盗のチャンスなのに!と
余計なことを考えてしまいました。
そして人々は家に隠れ、サンパウロの街はゴーストタウン。
これがまた想像付きません。
今回は知っている場所がかなり映っていただけに
ありえないだろ…と思うとさらに恐ろしくなりました。

マリオ以下誘拐組はいつでも戦う気満々ですが
3Pはこれではまずいと逃げ出します。
そしてバスに乗ったらそのバスが焼き打ちに遭い
3Pはパニックを起こしかけます。
その頃タヴァレスはビリリコから3Pの行方を聞かれ、
マリオたちが誘拐事件を起こしたことを知らされます。

エドゥアルドは父の死に茫然としたまま。
仲間がとんでもない目に遭っていることなど知る由もありません。
そしてグラコはファクションの暴動などあっという間に収まると
事の重大さを理解しようとしていませんでした。
当然トーヒと話をするようにという勧めにも耳を貸さず。
しかし街へ出てタクシーに乗り
生意気なガキに脅されたり、血まみれで倒れている人を助けたりしているうちに
自分が今何をすべきか、ようやく気が付きます。
この生意気なガキ、最初はタヴァレスに絡んでましたね。
いかにもホームレス少年なんですけど
目の輝きの鋭さがすごい!
見事な演技力に圧倒されました。
彼は一体どんな子なんでしょう?
本当にファベーラの子だったら、ますますすごいです。

オラシオはまだ監察局につつかれてましたが
ヘレンから重大任務を預かります。
やっぱりエドゥアルドは信頼されてないんだね。
そして町に出たオラシオはフェレイラらと会い
自分たちもまた町を守る覚悟で待ち構えます。
外へ出たルイーザは廃墟と化した別の警察の中で唖然とします。

戦う手を緩めようとしないファクション。
彼らを鎮めるにはどうすればいいのか。
ようやくグラコはトーヒと話をしようと
アジウソンにセッティングを頼みますが
グラコがどんな要求でも飲むつもりでいても
トーヒが刑務所でほしいものはすべてそろっていました。

ファクションの暴動を鎮めるには人質を返すしかない。
それには3Pが動かなければなりません。
タヴァレスと合流した3Pは、人質の居場所を伝えます。
そして一大決心をすると、一人でマリオたちのアジトへ。
一緒に襲撃をするつもりで気合を入れているマリオの胸に
3Pは銃口を突き付けると引き金を引いたのでした。
その後は次々に仲間たちを撃ち倒します。
ついに終結。
人質は無事に戻り、街に平和が訪れました。
トーヒは刑務所内にサッカーを観るために
薄型テレビを入れるよう要求したなんて後で言われてましたが
これはいかにもブラジルらしい要求です。

混乱を極める中で、ジルソンの母は
サンパウロから出て他の街で新しくやりなおそうと声をかけますが
ジルソンは父であるオラシオと一緒にいることを望みます。
疲れ果てたルイーザはダニに電話して 
ダニがサンパウロの様子を聞いてくると、いつもと一緒と答えてから
一人涙します。
3Pはおばに、マリオは勇敢に戦って死んだと報告します。
エドゥアルドの父の死に際し、オラシオは
父がいかに立派な人物であったかを話します。
彼もまた警官で、正義を貫こうとして辞めていたのでした。
ドラマは父の葬儀で幕を閉じます。

この先一番気になるのが3Pかな?
兄を撃ち殺したようなものです。
街を救うためとはいえ、しばらくは罪の意識にさいなまれるでしょう。
そして街に平和が訪れたとしてもそれは一時的なこと
このドラマで描かれる貧困や警察の腐敗が
片付いたわけではないのですから。
だからS2があったらいいなと大いに期待するのですが
果たして実現するのでしょうか。
ブラジルの現状をこんな形で知ってもらえたのは
ちょっと情けない気もするけど、いい機会でした。
9mmをオンエアしてくれたFOXに感謝。
これからも様々な国の隠れた名作と出会えればと願っています。
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