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Law&Order SVU S6-#9 「Weak」

レイプ事件の通報があってベンソンとステーブラーが駆け付けると、被害者のコリーンは震えながら床を這いドアの鍵を開けにきた。コリーンは車いすを必要とする障害者で、犯人は窓の鍵を壊して侵入し、また戻ってくると脅して出て行った。被害から2時間後、同じ建物内でまたレイプ事件が起きる。次の被害者サマンサは乳児を連れて帰宅したところを襲われた。二人の証言から犯人は意図的にコリーンを狙っていたが、サマンサは無作為に襲ったようだった。さらに近くでまた、レイプ被害の通報が入る。襲われたジーナは持っていた杖で犯人を殴りつけたため、レイプされずに済んだ。彼女たちの証言によると犯人は白人でフードをかぶりサングラスを着用、たばこのにおいがしていたとのことで、SVUは似顔絵を作って情報を公開する。すると早速コリーンが通っているネールサロンから、彼女が来た日、似顔絵によく似た男がネイルサロンに来ていたと情報が得られる。
SVUにミランダという女性がレイプ犯の似顔絵を持って駆け込んでくるが、ひどく興奮していて話していることは埒が明かず、ベンソンらが接触しようとすると暴れ出した。病院に連れていくと担当医のレベッカは、ミランダは統合失調症で薬が切れてしまったと説明する。ミランダは昨日自分のせいでテロリストに襲われたと言い始める。ベンソンはミランダの事情聴取ができず悔しがるが、レベッカがようやく検査をオーダーし、検査の結果レイモンドという男の精液が確認される。レイモンドもレベッカの患者で、取調室に連れてこられたレイモンドは、ミランダ同様訳がわからないことをしゃべり続けていた。ベンソンはミランダを保護しておきたかったが、病院には拘束の義務がなくミランダは退院、姿を消してしまう。ミランダの妹の話によると、ミランダは優秀な女性で仕事もこなしていたが、突然テロリストのことを言い始めるようになってしまった。
ミランダのアパートを捜索に行くと、部屋はテロ関係の情報があふれ、ミランダは一人でテロと戦っていたようだった。そしてミランダはアルミ箔を張った部屋の隅に、怯えながら隠れていた。ベンソンはやや落ち着きを取り戻したミランダから、キッチンでレイプされたことや「気持ちいい。」「世界一の男」と言うよう強要されたことなどを聞き出す。そして犯人の名前がトーマスだとわかる。
犯人が乗っていた車の情報と、被害者たちの近隣に住むトーマスを合わせて検索し、SVUはトーマス・マターズという男を探り当てる。トーマスの家を捜査に行くと、タオルを腰に巻いて出てきたのはアランという男で、ルームメイトというよりは恋人に見えた。トーマスは事件のあった晩、アランと寝ていたと証言するが、今までトーマスが移り住む先々で、何かしら事件が起きていたことが判明する。マンチらはトーマスの母に事情聴取に行き、トーマスが事件のあった晩実家に暖房修理に来ていることを確かめ彼を逮捕する。
トーマスは取り調べに対し、自分はゲイではないしもうすぐ克服すると話す。レベッカらはトーマスはセックスを不潔なものと考え女性に責任を転嫁、絶望感のはけ口にレイプしたのではと分析するが、現場に残っていた犯人の血液が、トーマスの唾液のDNAと一致しない。レベッカとステーブラーはトーマスの首の傷に関心を持ち、数日前の首の傷の血液が凝固しないのは病気であると考え、調査の結果トーマスが白血病にかかっていることを突き止める。トーマスは骨髄移植を行ったため他人の血液が体に流れ、唾液のDNAと一致しなかったのだ。一方ベンソンはミランダに話を聞きに行き、ミランダが犯人と図書館で会ったことを聞き出す。ミランダはそのとき盗撮されていたと話すが、図書館の防犯カメラの映像を調べると、トーマスの姿が映っていた。トーマスの有罪が確定するが、ミランダは自殺してしまう。

レイプの被害者は、車いすや杖を使用していたり、乳児を連れていたり、統合失調症患者だったりと抵抗できない女性ばかり。犯人は彼女たちをレイプして、自分の強さ、男らしさを強調したかったようです。被害者たちの証言から浮かび上がった犯人トーマスは、同居の男性の様子から見るとゲイですが、レイプには自分の力を誇示するという目的があり、相手が男性ではその征服欲は満たされません。トーマスは自分がゲイであることを認めらず、セックスに対するもやもやした部分をレイプという形で処理していたのかもしれません。
Dr.ファンがワシントンに出張のため、精神分析を担当するドクターが不在。その時4人目の被害者ミランダを担当した精神科医レベッカが元ベンソンの同僚で警官出身だったので、その後の容疑者の尋問等にも立ち会ってもらうことにします。ベンソンはレベッカと2年間一緒に働いていましたが、レベッカは医学の道に進み精神科医となっていました。トーマスの唾液のDNAが現場に残された血液と一致しなかったとき、ステーブラーはレベッカに協力してトーマスが犯人であるより強力な証拠を探ろうとします。レベッカの動きに否定的なベンソンをステーブラーがレベッカに対する劣等感かと指摘すると、ベンソンはステーブラーがレベッカに好意を持っていると言い返し緊張感が走りましたが、トーマスが大学を休学していたという事実とレベッカがくれたヒントから、ステーブラーはドクターになり済まして大学にトーマスの病歴を問い合わせ、彼が白血病であることをつかんだのでした。
統合失調症のミランダは、テロリストに襲われるという妄想がどんどん激しくなっています。そして彼女の中では、トーマスにレイプされたこともテロリストの攻撃でした。興奮してしまうのでなかなか事情聴取ができませんが、ベンソンがゆっくりとテロ攻撃のことを聞くと、ミランダはトーマスという男にキッチンでレイプされたこと、その男には図書館で会ったこと、会った場所でカメラに映されていたことなどを話します。防犯カメラの映像がミランダの証言を裏付けることになり、トーマスを有罪に持ち込めますが、レイプという形でテロリストに攻撃されてしまったミランダにはそのショックは耐えがたく、彼女の頭の中での叫び声はさらに大きくなってしまいました。ベンソンの励ましも空しく、ミランダは自殺してしまいます。レベッカから報告を受けたベンソンは、涙を隠せませんでした。
レベッカを演じるMary Stewart Mastersonは80年代に数多くの青春映画に出演していました。最近はKate BrasherやWaterfrontといったドラマにレギュラー出演し、SVUにもレベッカ役でこの先何度か登場します。ミランダ役のベテラン女優Amanda Plummerの体当たりの演技にも注目。Amandaは本エピーソードでエミー賞ゲスト女優賞を受賞しています。

ひたすら続く重過ぎるレイプ事件。
弱者ばかりを選ぶ自分もまた弱者。
トーマスの歪み具合に今週のCCのアダムが重なりましたが
トーマスの場合、ゲイであることをカミングアウトできない葛藤とかあったのかな。
やはり今までの彼の生き方に、犯罪に走る要因が含まれているのかなと感じます。

レベッカを挟んでのステーブラーとベンソンのやりとりがかなり強烈でしたが
Mary Stewart Mastersonと言えば「恋しくて」ですね。
共演はEric Stolts。懐かしいな。
いかにも青春だったMaryを超久々に観ましたが
そのまま大人になっていた感じがしました。
そしてAmanda Plummerといえば「パルプフィクション」ですが
ミランダ役、強烈でした。
ときどき字幕がミランダからアマンダに変わってしまったのは
勘違いというより洒落でしたか(苦笑)
エミー賞受賞も納得です。
大物俳優がこぞって登場のSVU。
本当にとんでもないドラマです。
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