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ミーマイセルフ 私の彼の秘密

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(2010/01/01)
アナンダ・エヴァリンハムチャーヤナン・マノーマイサンティパープ

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レンタルして観たタイ映画の感想を。
このシリーズは2本映画が収録されていて
実は「メモリー」の方は劇場公開された時観ていたのですが
「ミーマイセルフ」は未見だったので興味がありレンタルしました。

主人公のイベント企画会社に勤めるウムは同僚の恋人と別れ
両親を亡くした甥の小学生のオムを引きとって育てることになり
ストレスがたまりイライラしながら生活しています。
ある晩車を運転していたウムは道端にいた男を轢いてしまい
彼を病院に連れていくと怪我はなかったものの
男は記憶喪失になり、所持品もなく
自分が誰でどこから来たのかわかりません。
ウムは行くあてのない男を連れて帰り
身に着けていたペンダントのネームからテンと呼ぶことにします。

このテンはイケメンだけどかなり不思議キャラ。
料理や掃除が得意でキティちゃんのエプロンがお似合いです。
オムはすぐテンになつき、テンおじちゃんと言って彼を慕います。
テンは記憶を取り戻そうと、いろいろ試すのですが
ちらっと脳裡に浮かぶのは派手に化粧した女性の姿。
何か感じたことを記すようにと用意した日記帳には
謎の数字を書いていました。
ウムは職場にもテンを連れていき
テンはそれなりに頑張るんだけど、なかなかうまくいかず
でもウムのために精一杯尽くしてくれます。
ウムのイベント企画が成功し、彼女はパーティーに招待され
テンはウムにドレスを着せてあげ、メイクの指導をします。
テンが化粧にこだわるので、
もしかしてメイクアップアーティストだったのかななんて思ったんですけど…
いつしか二人は恋に落ち
テンは過去の自分を探さなくても、今が幸せだからこのままでいいと
ウムへの愛を誓います。
ところが事故が遭ったとき盗まれていたテンの所持品が見つかり
またテンも謎の数字の記憶が甦ってきます。
ウムは予期せずしてテンの過去を知ってしまうのでした。

ここからがまさにタイ映画的というか
あまりにも強烈な展開でかなり驚きました。
実はテンはプーケットのゲイクラブのおかまダンサーだったんです。
確かに物腰は穏やかだし、メイクは得意だよね。
そして厚化粧の女性は自分の舞台での姿でした。
でもオネエなのかというとそれは違う感じ。
記憶を失ってからは髭もはやしてちょっとマッチョさも出してたし
とにかくウムを愛していたんだからストレートでした。
ではなぜテンがゲイの世界で暮らしていたのかというと
これが彼が育った環境だったから。
幼いころ両親を亡くしたテンを引きとったのがゲイクラブのオーナーで
他のおかまさんたちと共に彼もゲイとして育てられ
ダンサーの道を歩んでいたのでした。
プーケットなので観光客対象のショーを行っていて
テンばバンコクから来た客に惚れてしまい
彼を訪ねてバンコクへ行ったら彼には妻子がいて
テンはものすごいショックを受けたところで交通事故に遭います。
ついでにテンを轢いたのは当て逃げ強盗のバイクで
その衝撃で倒れていた時ウムがダメ押ししてしまったのでした。

自分が何者かわかったテン(本名はタンヤだと判明)は
ウムに迷惑をかけられないと仲間たちとプーケットに戻ります。
ウムは元彼にはオカマと付き合っていたことを非難されるし抜け殻状態。
でもテンのことが恋しいのは確かです。
そしてオムもテンの所へ行きたいと言い出します。
テンが自分と同じ境遇で育ったことを理解しているオムは
自分もテンのようになるのかもとどこかで感じているのが
なんとも切なくて。
ついにウムはテンを訪ね、舞台で踊るテンの姿を見ます。

他の人達と一緒だと思って育ってきたのに
あるとき自分がゲイであることに気づき
自分らしく生きようと決意する話はたくさん見てきましたが
逆パターンは珍しいかな。
でもタイのゲイの人達の社会を真面目に捉えたのは
この映画が最初だそうです。
おかまショーが有名でも、ゲイに対する偏見は根強いし
ウムの上司の女性はレズビアンなんですが
一人で生きていくとウムに説明しています。
ともあれ自分らしく生きること
そして偏見にとらわれることなく人を愛することの大切さを
教えてくれた映画でした。

主人公のテン役のアナンダ・エヴァリンハムがとにかく美しい。
背が高いし、Tシャツ姿では普通のイケメンお兄ちゃんなんですけど
メイクを施してのダンスシーンが綺麗でした。
衣装は中性的っていうか。女装ではないんですけどね。
見た目は全然違いますが、レスリーに通じるものを感じました。
アナンダがもう一本出ている映画はホラーだそうで
タイホラーはかなり怖そうだけど、観てみようかな。

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