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2005 · 10 · 24 (Mon) 20:58

The Guardian「分かれ道」

衝撃のラストの続きは…さらに重たいドラマが待っていました。

ルルは病院に運ばれるもののこん睡状態。(エヴァンが花婿からしっかり救命士に戻っていました。)病院にはブライアンもシスターピートな母のキャロラインも到着。ルルは脳に血が溜まっていて腫れが引かないため、ブライアンは医者の立場からルルの脳手術を頼むが、キャロラインは断固拒否しルルの症状は一向に回復しない。ニックは気が気ではないのだが、病室に入ることを許されないので外から見ているだけだ。

ニックは手を怪我した程度で、すぐに仕事に復帰できた。早速がむしゃらに働くニック。彼が請け負った仕事は、ニックたちの車にぶつかった相手の少年ケニーの行く先を決める事だった。ケニーの母は病院に運ばれたものの間もなく死亡。ケニーは自閉症のため何も喋る事ができない。父親とすでに死別しているケニーは、施設に入れられるか母親の恋人だったトッドに引き取られるかの選択に迫られる。トッドは生活が苦しかったが、事故が起きた交差点は今までも何度か事故があったと知ったニックは、町を訴えて賠償金を獲得しようと策を練り始める。
恋人を失ったトッドと恋人が意識不明のニック(本人は否定しませんでした)お互い似た者同士だと、トッドはケニーを受け入れる気になる。

結婚式が流れてしまったバーバラはショックのせいか流産してしまう。エヴァンは二人だけでも結婚の宣誓をしようと言ってくれたが、家族が欲しいと強く望んでいたエヴァンに、バーバラは真実を伝えることを戸惑っている。

製鉄所の閉鎖が決まり、エヴァンのあてにしていたセンター開設のバックアップも難しくなってしまった。バートンはエヴァンから金を返してもらおうとするが、エヴァンはその一部をすでに資金として使ってしまっていた。レッドはバートンに息子を甘やかすなと頼む。

事故の分析が行われ、事故の直接の原因は道路に問題があったのではなく、母親の前方不注意だったこと、また母がトッドから受けた傷が残っていた事がわかった。これでケニーは施設へ送られることになってしまう。

流産のことを話したバーバラは裁判所でエヴァンが来るのを待っているが、エヴァンはいつまでたっても現れない。ニックは判事にエヴァンは来ないと告げる。だが出て行った判事はすぐに戻ってくる。エヴァンは約束どおり結婚の宣誓に来てくれたのだ。

結局キャロラインが折れ、ルルの手術が行われる。ブライアン、キャロライン、ニックはいらいらしながら長い時間を待たされている。
手術は成功、だがまだルルの意識は戻らない。ブライアンはニックに、僕が来た事を伝えてくれと言って病院を去る。ニックは誰も見ていない隙にこっそり病室へ入り、ルルの手を握って涙する。「苦しむなら逝っていいよ。」ニックが出て行った後、ルルの意識が戻った。

明るい話題はこれっぽっち?とまたもや嘆きたくなる後半でした。
ニックが必死で働く姿は、ルルの側にいたくてもいられない辛さを紛らわしているのかと観ていて痛々しいものが感じられましたが、まさか事故の相手に関わり、訴えまで起こすとは驚きました。そこまで仕事に徹する事ができる「必殺仕事人」なニック。その冷静さが素敵なんですけど、だからこそラストのニックの嘆きが衝撃的でした。普通だったら「きっと元気になるよ、頑張れ!」って声を掛けるところが「苦しむなら逝ってもいい。」とは。今までのニックの人生経験から出た言葉なのでしょうが、こんな愛情表現もあるんだな。
この先ルルが治ってもブライアンの存在はまだ大きいし、ニックとの関係はどうなってしまうのでしょう。

とにかくあまりにも重すぎた計2時間でした。お疲れ様!

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最終更新日 : -0001-11-30

Comments







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このドラマの、子供についての社会問題などを織り込みつつも、それについて安易なハッピーエンドを見せようとしない姿勢が興味深いです。今回の自閉症の子供は、かわいそうに、結局は精神病院に一人で入れられることになりました。ニックはアルビンに「他に入れられる場所はないのですか?」とアルビンに尋ねますが、「他に入れられる場所がないんだ」との返事をもらうだけでした。そして子供は、そのまま精神病院に入れられて、それが今回の放送の最後の場面となりましたね。この子供はこの後どうなったのか。それはわかりませんが、もしこの子供についてのエピソードが今後放送されないのだとしたら、ニックとアルビンはこの子供についてこれ以上どうすることもできなかったという形になるのでしょうね。

ニックとアルビンはそれぞれに生活があり、仕事も忙しい。次々と他の子供の案件がやってくる日々でしょう。あの子供の父親代わりになるはずだった男も、子供の母親に暴力を振るったことが判明した以上、この男に子供の面倒を頼むこともできない。であれば、あの子供の処遇は、当面はあのまま精神病院に入れられるということになるのでしょうね。

日本のテレビドラマでは考えられない展開ではないでしょうか。どうにかハッピーエンドに向かわせようとして、たとえばあの男を改心させようとしたりして、そして改心した男と子供との生活がスタートしたりするでしょう。しかし実際は、男は子供の元から離れてしまった。この男は子供の父親ではないのだから、それは仕方がないことなのかもしれませんが・・。

ニックとアルビンの仕事はこういったことに当たり前のように向き合うことであり、処理していくことでしたね。そういった世界に住んでいるニックの、ルルに対する「逝ってもいいんだよ」というセリフは、そんな現実を日々見ているニックだからこそ言えるのでしょうね。

こういった形で社会問題についてドラマ化できるアメリカの人々は、優れていると思います。
2005-10-25-01:29
ペンギン [ 返信 * 編集 ]

重い重い2時間、お疲れ様です!TBさせていただきました。よろしくお願いします。

ルルの容態とバーバラの結婚話だけでも話重いのに、事故相手の話まで出てきて大変でした。

自閉症の子供の引取先は簡単には決まらない。だから病院に入れてしまおうってことになり
他に方法はないのかと考えますが、難しい問題ですよね。
外見では分からない先天性の問題なので、何を聞かれても一言も答えないし
感情を表に出すことのない彼は理解されにくく、きっと今までの子供達のように
施設に入れても施設では扱いきれないと思います。だから病院に預けられるのも仕方ないと
思うのだけど、やりきれなさも感じます。他に身内がいたら、母の恋人が頼れる人だったら…
母はケニーを頼れる人なく一人で育てていて、行き詰まっていたんだろうなぁ。
その中でのあの事故、そして身寄りの無くなったケニー、重い問題です。

いつもThe Guardianを重い、重いと言ってしまいますが、すぐに片づいてしまう問題だけじゃなく
こうした後々まで引きずる問題を扱って色んなことを考えさせてくれるのが
このドラマの魅力なのですね。ペンギンさんのコメントを見て改めて気付きました。ありがとう!

ニックもアルビンもルルもたくさんの子供達の問題を扱ってきて、時には自分が後見人になったりして
抱え込んだりするけれど全部は面倒見切れなくて辛い思いをいくつもしてるんですね。
その辛さをまた違うエピソードで活かして活躍することもあり、そこがまた惹かれるところです。
2005-10-25-11:11
ジンジャー [ 返信 * 編集 ]

重たいからこそ

ペンギンさん、ジンジャーさん、お疲れ様でした!
ジンジャーさん、TBありがとうございます。
よくよく考えてみると、今一番楽しみにしているのが「The Guardian」かも。
観終わったあとどっと疲れても、余韻を味わいながらまた次週が気になっています。

このドラマで取り上げられている子供に関わる問題、子供たちの力ではどうにもならない事ばかりで社会を恨むわけにもいかないし、でもこれが現実なのでしょうね。
ときには心温まるシーンがあっても(エヴァンの姿は素敵でした)ハッピーエンドにならない現実を嫌でも受け入れなくてはならない。そのやりきれなさを共に味わい、救いの道を模索していく。こんなドラマの見方もあるんだなと学びました。

するとつい引き合いに出したくなるのがL&O SVU。こちらも負けずに子供たちが事件に巻き込まれ辛い思いをするケースが多々あります。事件の発端からドラマが始まるのでThe Guardian以上にアフターケアされることもなく、観終わると救いのない重さが押し寄せてくるのですが、涙目でステーブラー刑事が怒ってもどうすることもなく…
The Guardianファンには理解していただけるドラマだと思うんですけど(いつのまにかNBCの看板ドラマになっちゃったし)なんとかオンエアしてもらえないかなぁ?
といつも結論はここへ来てしまいます(苦笑)
2005-10-25-19:44
Garoto [ 返信 * 編集 ]

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