Law&Order SVU S9-#16 「Closet」

ビジネスマネージャーのジェレミーが出社してこないので助手のサムが自宅に行くと、ジェレミーはベッドの中で死んでいた。ジェレミーにはレイプの痕跡があり、窒息死と考えられた。口を大きく開いているのは、口に何かを頬り込まれたからと思われる。廊下のゴミ箱にはジェレミーのIDタグと一緒に拷問グッズが捨てられていた。サムは取り調べに対し、ジェレミーの趣味がばれてしまうために捨てたと答える。ジェレミーがゲイであることは知られていたが、恋人はいなかった。ジェレミーはホームレスの少年の支援活動に取り組んでいたが、少年に殴られて欠勤したことがあった。
施設にいるフレディはジムで働いていたが手癖が悪く、半年前に暴行罪で逮捕されていた。現場に残っていた血痕がフレディのものと一致する。フレディはジェレミーと喧嘩したことを認め、血痕はジェレミーの部屋でバスケの試合を観ていて鼻血が出たからだと説明する。そしてジェレミーに告白したけれど断られた。ジェレミーには付き合って2年になる恋人がいて、その男は有名人でカミングアウトしていないと話す。
フレディとサムの事件当時のアリバイが成立し、容疑者として秘密の恋人が浮上した。恋人なら墓参りに来るかもしれないと墓地の監視カメラ映像を調べると、夜墓地に現れたのはアメフト選手のリンカーン・ヘイバーだった。スター選手のリンカーンにはナターシャという恋人がいる。
ベンソンとステーブラーがフィールドへリンカーンを訪ねると、ジェレミーはビジネスマネージャーだと説明するが、恋人であることを認め、公表したいと思ったが難しいことだったと話す。事件のあった晩、リンカーンはジェレミーとナターシャとエージェントのゲイリーと一緒に食事し、その後ナターシャとクラブへ行って酔っ払ってからの記憶がなかった。続いてナターシャに事実を確認すると、エージェントに決められて恋人役を演じていたナターシャは、リンカーンとジェレミーの関係を知らずショックを受け、怒りを友人やゲイリーに伝える。続いてゲイリーに会うと、ゲイリーはリンカーンは人を殺せるとは思えないと述べた後、ナターシャの暴露は隠すつもりであることを伝える。
ジェレミーに付着していた精液はリンカーンのものだった。猿ぐつわは死後にはめられ、ダンベルバーで首を押さえつけられた跡があった。
ベンソンとステーブラーがリンカーンの自宅にダンベルバーを探しに行くと、外でリンカーンが暴漢に襲われていた。彼らは「ゲイをやっちまえ。」と言いながらリンカーンを殴り、リンカーンは頭がい骨を骨折していた。ゲイリーがステーブラー達やNYPD本部を、リンカーンがゲイだと漏らしたと訴えに来る。ラジオでリンカーンがゲイだと公表されていた。
リンカーンは心肺停止に陥り、こん睡状態となる。IABのタッカーがベンソンとステーブラーの事情聴取に来て、ベンソンが新聞記者のカート・モスに何度も電話していることについて追及する。リンカーンがゲイであることの公表はラジオより新聞の方が早かった。ベンソンはモスと付き合っていることをタッカーに告白するが停職処分を受ける。ステーブラーはモスに会って捜査の協力を要請、ベンソンの停職処分は解ける。
リンカーンが目覚め、ベンソンはリンカーンに謝罪、ステーブラーはリンカーンを逮捕する。リンカーンは事件の晩ナターシャの家から追い出され、ジェレミーの家に行ったがその後の記憶がなかった。弁護士のバルサスは、リンカーンは今までに8回脳しんとうを起こし、頭部損症が原因で認知症になっており責任能力はないと訴える。Drファンはリンカーンを診断し、短期記憶の障害があることを認める。
リンカーンはジェレミーと最後に喧嘩した原因は自分がカミングアウトするかどうかということで、フットボールとの選択で悩んでいたこと、カナダでジェレミーと極秘結婚したことを告白する。バルサスはステーブラーにリンカーンは乱暴者かと問いただすと、ケイシーはフットボールの練習中にリンカーンが選手を蹴飛ばしている映像を見せ反論する。陪審員はリンカーンを第2級殺人で有罪にする。
ゲイリーが記者会見でリンカーンとジェレミーのキスを見たと暴露し、ゲイリーがマスコミのリーク前にリンカーンがゲイだと知っていたことが明らかになる。リンカーンの描いていたシナリオは、ゲイリーの戦略の妨げとなる。ジェレミーの首を絞めたのはゲイリーだった。

ゲイのビジネスマンのジェレミーがが絞殺され、捜査の過程で浮上した秘密の恋人は、フットボール界のスーパースターのリンカーンでした。リンカーンは子供たちの憧れ的存在で、彼がゲイだと知られたら一気にイメージダウンにつながります。そのためリンカーンにはエージェントが選んだナターシャという恋人がいましたが、リンカーンは決して深入りすることはありませんでした。
ジェレミーを愛しているリンカーンは、彼を傷つけたくないと思い、カミングアウトも考えていました。だがフットボール選手がカミングアウトするのは選手生活の終わりを告げられることと一緒で簡単ではありません。リンカーンのカミングアウトをめぐって二人は喧嘩になりますが、フットボールかジェレミーか、どちらかを選ぶとしたらジェレミーだと結論を出したリンカーンは、ジェレミーとカナダで極秘結婚して愛を確かめ合います。そしてカミングアウトしたら引退しようと今後のプランも立てていました。ゲイリーやナターシャと一緒の食事の際に、ジェレミーとトイレでキスしてしまったのも、気持ちの整理がついたからだったのかもしれません。しかしエージェントのゲイリーにとっては青天の霹靂、ドル箱スターが今ここで使えなくなってしまったら、自分の今までの苦労は水の泡です。ゲイリーは自分からリンカーンを奪ったジェレミーを絞殺し、その後マスコミにリンカーンがゲイであることを公表してしまいました。その結果リンカーンは死にそうな目に遭います。
ジェレミーを殺すことなどありえなかったリンカーンでしたが、彼の度重なる脳しんとうの結果頭部損傷を起こし、記憶障害が起きることが弊害となってしまいました。事件の起きた夜も記憶がなく、ジェレミーと関係を持った証拠が残っていて、しかも検察側がリンカーンが他の選手を痛めつけるシーンを見せたために、リンカーンの殺人罪が決定してしまいます。もう少しで無実の罪を着せられるところでしたが、ゲイリーが口を滑らせたことが救いとなりました。リンカーンは釈放されますが。愛する人を失い、またフットボール生活も、脳障害のせいでドクターストップが出てしまいます。彼が得た自由は決して明るいものではありませんでした。
ベンソンとステーブラーがリンカーンがゲイであることをナターシャに話してしまった後、騒ぎが大きくなります。市警本部まで訴えら、IABの調査が入ることに。タッカーはベンソンへの尋問で新聞記者のモスとの関係を追及します。モスに情報を流していないことを伝えるために、ベンソンはモスと付き合っていることを告白、これはステーブラーも知りませんでした。ベンソンが停職となり、ベンソンのプライベートに干渉する気のなかったステーブラーですが、彼女を復職させるためにモスに近づき、捜査の協力を願い出ます。その時ベンソンもモスを訪ね自分で何とかすると話しますが、モは何故一緒に住まないのかと尋ねてきます。二人が親密な関係であったことがここで明らかになりますが、結局ベンソンはモスと別れてしまいました。今まで誰にも話さなかったのはどうしてでしょうか。
モスを演じていたのはBill Pullman。一瞬の登場でしたが存在感がありました。リンカーンを演じているのはSaving Graceでブッチを演じていたBailey Chase。ゲイのフットボール選手の苦悩が伝わってきました。

リンカーン切なすぎ!
フットボール界でのゲイは御法度なんて
でもまだそういう風潮なんでしょうか。
だからGleeでカロフスキーもいじめっ子に走るしかなかったのか…
ひたすら自分をクローゼットの中に隠しておかなければならなかったリンカーン。
最初は仕事上の付き合いだったジェレミーとの間に愛が芽生え
キャリアと愛とどちらを選ぶかという選択を迫られるまでに。
ここで愛を選んだリンカーンってかっこいい!
でも悲劇が訪れます。

事件が起きるまでの過程を
是非別のドラマで観てみたい。
二人が結婚を決意したときとか
レストランのトイレでのキスとか
酔ったリンカーンがジェレミーの家に行って何があったのか・・
素敵なロマンスの辛すぎる幕切れ。

恋人もフットボールも失ったリンカーンが
今度こそ自分らしく生きて、また素敵な愛を見つけてほしい。
切に願います。

ところでベンソンに恋人にいたなんて。
マスコミ関係者と付き合うのもマズイのかな。
これはクローゼットに隠さなくてもよかったのに。
突然降ってわいた話にびっくりしてしまいました。
渋オヤジ登場も大歓迎だったのに、もったいない!
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