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OZ S4-#7 「取引」(ケラー語録)

図書室で読書しているザビッツに近づく。 「ザビッツ」と呼びかけ立ち上がろうとするザビッツの肩に包帯を巻いた左手を置く。「ああ、ケラー。」「どこへ行くんだよ。」「用事があるんで。」「いや、ここにいるんだ。」「ああ、わかった。」「娘の歯は。」「おぉ。真珠みたいにすっかりきれいになったよ。」「そりゃよかった。死ぬ前に全部治してやれてお前もほっとしただろう。」「死ぬ?俺が?まさか、ケラー」ザビッツは動揺する。「シーッ。騒ぐなよ。静かに座ってろ。」ザビッツの顔をじっと見据えて「誘拐犯は俺だとビーチャーに吹き込んだだろう。」「だがありゃシリンガーの命令で。」「シーッ。」ザビッツの鼻先を人差し指で押さえる。「関係ない。時期に先祖たちと交流させてやるよ。」「殺す気だったら何故話す。」「身辺整理ができるだろ。恐怖も増すしな。」ザビッツの頭を撫ぜる。慌ててザビッツは立ち去る。
倉庫でザビッツが一人で片付けをしているところに入っていく。 「やあ。イーライ。この倉庫は危ないんだぜ。俺もここで刺された。」ナイフを振りかざしザビッツに迫っていく。ザビッツは震えながら後ずさりする。「おい。ケラー、よせ。」ザビッツがワゴンでガードしようとすると、反対側の扉を開けて ロブソンが入ってくる。「助けて。」とっさに助けを請うザビッツ。「やってくれ。」「お前には死んでもらう。」ロブソンもザビッツに近づく。「なに、なんで?」「おい。ロブソン、手を引け。」「お前こそ引っ込んでろよ。」「頼む、殺さないでくれ。頼む。」身動きがとれず震えるままのザビッツは心臓発作を起こして崩れ落ちる。
ジムでトレーニングをしているとムカダが来る。「ビーチャーのことなんだ。」「ジムの時間は30分なんだ。邪魔しないでくれ。」と相手にしないが「いいから頼む。彼の心は死にかけている。」と言われ「俺のせいじゃない。」と返事しながら立ち上がりその場を離れようとする。「君を責めているんじゃない。彼を助けるのに手を貸して欲しいだけだ。」ムカダが追いかける。「君達は親密だった。特別な関係だったはずだ。」笑いながら答える。「はっきり言えよ。俺達はセックスした。尻や口で な。」またトレーニングを始める。「そういうことじゃない。、愛だ。君達は愛し合ってたはずだ。確かに愛は終わったかもしれないが、一度彼のことを愛した君が、苦しんでいる彼を黙って見てるつもりなのか。」「殺されかけたんだ。」ビーチャーに襲われた瞬間を思い出す。「俺とビーチャーの関係は暴力で始まり、そして暴力で終わった。愛はその一部に過ぎん。」「それが君の本心とは思えないね。」「そうかい。」笑いながら答えるとムカダが微笑み返してくる。「あんたどこに住んでる。 どこだい。」とムカダについて尋ね始める。「セント・マーガレット教会の宿舎さ。」「そこは男しかいないんだろ。」ムカダはうなずく。「同じ経験と考えをもつもの同士、お互いの癖や欠点を受け入れて生活しているわけだよな。だけどさすがに他の神父とやりたがる癖だけは」「おい、ケラー。」頭を抱えるムカダ。「俺の話を聞いてくれ。少々シビアな話になっちまう ぜ。経験あるかい?」「何の?」「仲間とのセックス。」「ないね。」「考えたことは?」「ない。」ムカダはきっぱり否定する。「本当か。風呂を共同で使ってればかわいい後輩の尻を見てムラムラすることもあるだろう。」「ケラー、魂胆はわかってるよ。」「あんたは高貴な行いを期待してる 。自分を捨ててビーチャーを助けてやれってな。だが、ムカダ。このOZには特別なルールがあるんだ。それに従うとすれば俺にビーチャーを助ける義理なんてどこにもないし、助けりゃルールを破ることになる。」「だがどこかで誰かがそのルールを変えないといけないんだ。」「ああ、だが俺は知らん。」ムカダの前を立ち去る。ムカダは黙って天井を見つめる。
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