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Law&Order SVU S14-#8 「Lessens Learned」

SVUに老人が手紙を持ってくる。アマーロは忙しくて対応できず名刺だけ渡すと、老人は自宅に戻る。その後老人は手紙をデスクに置いたまま首を吊って死亡する。
老人の名はハロルド・ラシター、75歳で、名門校であるマノアヒル校に30年以上勤務して英語を教えており、2002年に退職していた。手紙はラシター宛で「信じていたのに裏切られた。あなたに触れられた記憶は今も消えることはなく、僕は永遠に海をさまよう。カートより。」と書かれていた。ラシターは手紙を持ってSVUに自白をするつもりで来てその後自殺したか、もしくはカートが仕向けたとも考えられた。カートは生徒と思われたが、ラシターには抵抗の跡がなかった。
マノアヒル校の校長のレノックスは、マノアヒルは厳格であることを強調、ラシターは自分が着任する前に退職していたが、評判はよかったと話す。フィンはマノアヒル出身の友人に会いに行くと、友人はラシターは体の接触が多かったと演劇部での出来事を話し始める。友人は奨学生だったので事を荒立てないと思われたのか、ラシターは練習後にハグをしたり、肩をもむだけでなく他の場所もマッサージしたりすることがあった。友人はフィンに過去の卒業生名簿を貸す。
演劇部に所属していたカートは、数日前にラシターに宛てて手紙を書いていた。カートはラシターに二度と会いたくないと思っていたが、セラピストに長く感情を押し殺していると心身によくないと言われ、手紙を書くことにしたのだった。だがラシターが死んだとき、カートは虐待被害者の会に出ていた。カートは「ラシターを殺したいとは思ったが、殺していない。奴のせいでGFと長く続かず、薬に手を出すようになった。他の被害者たちも乗り越えようと必死だ。」と説明する。
ベンソンとアマーロはカートの同級生たちと話をしたいと思い、同級生によるラシターの追悼の集いに参加する。みな口をつぐんでいたが、ベンソンに「虐待を隠し続けていたら、一生乗り越えられない。」と言われ、「ラシターの輪投げ」を思い出して話し始める。ラシターは生徒の体に腕を組ませて腹をくすぐり、、笑った者はマッサージを受けることになっていた。すると「ラシターは小心者だが、ストレペックは悪質でレイプされた。」「モートンの方がもっとひどい。」「マーサーは水泳部全員に誘いをかけてきた。」と他の教師の名前が挙がってきた。被害を訴える者も増えてきたが、ネイサンは「何のことかわからない。」と怒って集いから抜け出した。
監察医がラシターの死を自殺と確認する。マノアヒル校では30年間に12人が性的虐待の被害に遭っていた。そしてラシターら4人が前校長のときの常習犯であることがわかった。SVUはバーバに状況を説明するが、学校は閉鎖的で前校長とストレペックはすでに死亡、マーサーはタイに住み、数年前まで教師をしていたモートンに話を聞きに行くものの、モートンは認知症が進んでいて記憶が曖昧だった。
SVUにマノアヒル校に40年間勤務していたトンプキンスが来る。トンプキンスは教え子と連絡を取っており、今回の事件を耳にしていた。トンプキンスはベンソンとアマーロに、性的虐待はあってはならないことだと断言した後、自分が教師だった時上級生の2人とセックスし、3人目と愛し合ったと告白する。70年~80年代は自然発生的で、温かく思いやりにあふれていたと当時を振り返りながら、「自分は責任を逃れに来たのではない。自分の行為が思わぬ影響を与えたのかもしれない。生徒は傷つけられたと思っているのかもしれない。」と、相手が自分に怒りをぶつけて楽になることができるのならと考え、口を開くことにしたのだった。当時はゲイを公表することは恥だったので、当人同士の秘密だった。他の教師の虐待のことは気付かなかったとトンプキンスは語る。
被害者の生徒たちはトンプキンスはみんなの人気者だったと話す。学校が隠ぺいしたのは明らかだが、証拠がない。するとストレペックに淋病をうつされたビンセントが、当時父親が校長に苦情を言いに行った事を打ち明ける。被害者たちは学校に事実を認めてもらいたい、謝罪が欲しいと願っていた。だが学校側は罪を認めれば訴訟の対象となるので、受け入れる様子を全く見せなかった。

バーバ、ベンソン、アマーロがマノアヒル校の理事長のフォレスターに話を聞きに行くと、弁護士のカルフーンが懸命にフォレスターを守ります。被害者側の謝罪の要求に対し、フォレスターは学校の評判を落とすわけにはいかないと対抗、マノアヒル校は様々な分野のリーダーを育ててきたと自負します。だが虐待の被害者たちは、人間関係がうまくいかず苦しんでいます。それをフォレスターは、失敗者は虐待を言い訳していると非難します。
ビンセントが法廷で証言することを容認したので、ストレペックの容疑についてさらに調べていくことにします。するとストレベックは60歳前だったのに、9年前に退職していました。学校側が虐待を知り、早期退職させたのかもしれません。ストレベックは2か月後、マノアヒルの推薦状を持って、公立校に再雇用されていました。だが着任の一カ月後、ストレペックは解雇されています。その理由を学校側は、「ストレペックがロッカールームで中2の男子生徒と二人きりでいた。何もなかったけど嫌な予感がして解雇した。」と説明します。そのときレノックスに問い合わせていましたが返事はなく、秘書がこっそり「予感に従うべき。」と教えてくれただけでした。マノアヒル校に召喚状が届けられます。
大陪審でレノックスはストレベックの推薦状を書いたことを認めますが、着任直後でストレペックのことをよく知らなかったので問い合わせにも答えられなかったと証言します。またビンセントの父親からの苦情も聞いていないと答えます。秘書はその学校に適さないと教えたと弁明し、フォレスターはストレベックは息子の担任で仕事熱心だったと答えますが、早期退職後学校が補償金を払っているものの、決定に関しての会議の議事録は残っていませんでした。続いてビンセントの証言の番が来ますが、ビンセントが姿を消します。ビンセントは自宅で娼婦と一緒にドラッグを使用し、倒れていました。
バーバのオフィスに、ストレペックの診察記録が届きます。ストレペックはビンセントが感染した3週間前に淋病の診断を受けていました。しかしカルフーンは故人の名誉を傷つけるため、診察記録は法廷で使えないと指摘してきます。バーバは仕方なく、トンプキンスにレイプではなく合意だったという証言を法廷で行ってもらうことにします。
上位裁判所でトンプキンスは、「当時教師と上級生が関係を持つことは、心が伴っていれば必ずしも悪いことではなかった。今ほど問題視されていなかった。」と話します。公表しなかったことについてはプライベートなことだからと答えると、バーバはマノアヒル校では生徒と教師との関係は日常的なことで、公表されず積み立てられてきたと主張します。
するとマノアヒル校は問題教師が一名いたと声明を発表、トンプキンスに罪をかぶせようとしてきます。それを見た当時トンプキンスと関係を持った一人が、トンプキンスを擁護したいとSVUに連絡してきます。彼は6歳で自分がゲイだと気づき苦しんできましたが、18歳でトンプキンスと出会い、彼に救ってもらいました。ところが二人の関係をストレペックが知り、弱みを握られてレイプされてしまいます。彼の母親はこの件で学校に苦情の手紙を送り、フォレスターから返事を受け取っていました。
ベンソンとアマーロが自宅にいたフォレスターに手紙を見せると、フォレスターは28年前のことは覚えていないと答えます。そのときベンソンは家族写真を見つけて、フォレスターの息子がネイサンであることに気付きます。ネイサンは離れで一人で住んでおり、作曲をしているようですが成功してはいません。父親の会社も継いでいないのは訳があるのだろうとベンソンが追求すると、ネイサンは「ストレペックが担任になって成績が落ち込み全てがダメになった。ストレベックに襲われた。父に話しても学校の評判が落ちるからと責められるだけだ。」と真相を話します。
フォレスターは被害者たちの前で謝罪し、マノアヒル校は被害者の心のケアを開始しました。

名門の私立男子校で、教師が生徒に性的虐待を行っていた事件。
トンプキンスが語るように70年代はあくまでも内密に
でも真剣に愛が育まれていたのかもしれません。
しかしその後は虐待という形で表面化し
被害を受けた者たちはそのトラウマに苦しみ
他の卒業生たちが得られた成功とも縁がなく
負け犬状態になっていました。
自分の息子も同類なのに気がつかないフォレスターも哀れというか
知っていても学校を守るために口を出せなかったのかも。
それではネイサンが辛すぎますね。
なかなか閉鎖的な学校を暴く突破口が見つからなかったものの
トンプキンスの証言から彼が一旦は罪を一手に背負いそうになったけど
彼を信頼した教え子の被害者が現れ
一気に解決に向かいました。
とはいえ容疑者たちは死んでいたり罪に問えなかったりしますが
謝罪を受け入れられるだけでも、被害者の苦しみは軽減するのだと思います。

フォレスターの息子のネイサンを演じていたのは
RENTでマークを演じているAnthony Rapp
RENTといえばL&O本家のグリーンやCold Caseのミラーですが
ドラマでは歌ってくれませんね(苦笑)
でも今はSmashでプロデューサー役で活躍中のグリーンのオフィスに
RENTのポスターが貼ってあるのが嬉しいです。

さらにトンプキンス役でElliot Gould登場。
説得力のある話はさすばベテランの味わいでした。
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コメント 2件

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くーみん  

この話は途中から、こう来るだろうとは読めていたんですが、
それでも陳腐にならないところがさすが。

名門校でこういう事件、本当にあるんでしょうか。
名門になればなるほどもみ消されてしまうから、

せっかく高いお金出して私立名門に入れても・・・・、ねえ。

被害者が立ち直ってくれることを、祈るばかりです。

2013/12/26 (Thu) 21:19 | 編集 | 返信 |   
Garoto  

こういう話は解決方向に進んでもらわないと本当に辛いのでほっとしました。
陳腐にならないのは脚本のうまさとオヤジたちの活躍があるからでしょうか。
今回もゲストオヤジが豪華でした。

それにしても名門校だからって安心してちゃダメですね。

2013/12/27 (Fri) 09:08 | 編集 | 返信 |   

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