FC2ブログ
Top Page › その他のドラマ › Generation War

2014 · 06 · 06 (Fri) 21:22

Generation War

ドイツ制作の第二次世界大戦を描いたミニシリーズ。
今日はノルマンディー上陸作戦からちょうど70年に当たりますが
70年前にベルリンに住む若者5人が、それぞれ戦禍に巻き込まれていきます。

BOBやThe Pacificで第二次世界大戦を壮大なスケールで描いた作品を観て
登場人物に共感しながら戦争の恐ろしさを感じとってきましたが
これらの作品はアメリカの視点だから、ドイツや日本はやはり敵国。
立場の違いはどうしても否めません。
しかし今回はドイツが舞台で、ドイツの若者たちがどう戦争と関わっていったのか
その過程がよくわかるし、
負けていることがわかっていても戦わなければならない
その辛さ、虚しさが強く伝わってきました。
でもどうにもならないのが現実です。

ヴィルヘルムとフリードヘルムの兄弟は
将校の兄は戦地で威厳を持って戦っているけど
文学青年だった弟は戦争に懐疑的
最初はおどおどしていましたが、ソ連での戦争が長期化していくうちに
機械的に敵を撃ち殺していくようになっていきます。
そして兄が死んだと思い一旦はベルリンに戻るものの
また出兵し、最期は自ら戦火の中に飛び込んでいきます。
一方兄は敗戦が分かってくると連隊の中から抜け出して
一般人のふりをするもののバレて連れ戻され
戦地の後始末をする部隊に放り込まれます。
そこで威張る上司を始末しますが
兄と弟の立場が逆転するのが衝撃的でした。

さらに意外な展開に驚いたのが
スターを目指すグレタと恋人で家業の仕立屋を継ぐヴィクトル
グレタはユダヤ人のヴィクトルを国外に逃がすために
少佐に体を許して偽パスポートを用意してもらいますが
それは全く役に立たずヴィクトルは捕まり
アウシュビッツ送りになります。
ユダヤ人が強制収容所に送られるドラマの悲惨なストーリーは何度も観ていますが
今回の衝撃はヴィクトルが一緒に列車に乗り合わせた女性と脱出したこと。
この後も強運が味方したのか、ユダヤ人であることを隠してパルチザンに紛れ込み
ドイツ軍と戦うことになります。
そのときフリードヘルムと再会するのがまたドラマなんですけど。
一方レコードを録音しスターの道を踏み出したグレタは
兵士の慰安のため戦地周りをさせられ
戦場でヴィルヘルムたちに再会します。
しかし将校にたてついたことでナチスの刑務所に入れられ
最期は処刑させられます。
ユダヤ人のヴィクトルがまず処刑されるのだと思っていたら
これも想像を絶する展開でした。

もう一人、野戦病院の看護師となったシャーロットは
ヴィルヘルムへの思いを伝えられずにいます。
実はヴィルヘルムもシャーロットを愛していたのに
二人ともお互いを気遣いすぎていました。
ヴィルヘルムが死んだと聞かされたシャーロットは
医師と関係を持ってしまいます。
その後生きているヴィルヘルムと再会できたのに
そのことを恨むシャーロットが可哀そうでした。
敗戦間近になり、病院にロシア軍が攻めてきたとき
仲間を探していたシャーロットは逃げ遅れ
兵士にレイプされてしまいます。
これも戦争の悲劇です。

結局ベルリンに帰れたのは5人の仲間のうち3人だけでした。
多くの罪なき人を犠牲にした戦争。
戦うように命じられたから、戦わざるを得なかった兵士たち。
ユダヤ人だから収容所に送られた人々。
尊い命を奪うことになってしまった戦争は
あってはならないことです。
こういった戦争を描いた作品を観ることの大切さを
再確認させられました。
スポンサーサイト



最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント