Foyle's War S9-#1 「ハイキャッスル」
6年間のエピソードを13年近くかけて放映していることに恐れいります。
そりゃフォイルも老けるわけだ・・・ということをあまり感じさせないKitchen氏の安定ぶりが素晴らしいです。
今回はニュルンベルク裁判絡みの話。
遺体が見つかった大学教授ノールズが裁判で戦犯リンツの通訳をしていたのですが
ノールズはアメリカの石油会社の会長のデルマーとコンタクトを取っていました。
デルマーはイギリスが石油を得るために、中東と交渉を行う重要人物なんですが
二人がどんな関係なのか、そして1942年に船に積まれたウイスキー樽の中身の謎など
また話が複雑に絡み合っていきます。
実は石油会社がナチスとつながっていて、ウイスキーだと思われていた樽の中には
爆弾に使われる鉛が入っていました。
MI-5がデルマーを追う一方で、ソ連側の殺し屋も彼を狙っていて
結局ソ連に先を越されてしまうのですが・・・
フォイルがニュルンベルクやユダヤ人の収容所跡へ行って
それも大変そうでしたが
デルマー父の正体を暴くためにサムが屋敷に潜入
本を読む担当者が辞めてしまったので、その後釜に入ります。
しかしサムは妊婦なんですよ。いいんですかね。
アダムはサムの体を気遣いますが、サムは仕事を続けたがります。
その頃アダムのところに、
戦争中に男性の働き手がいなくなり会社で要職についた女性が、
戦争が終わった途端下の仕事に戻され
給料も半減したので何とかして欲しいと訴えてきます。
戦争中は人手不足で女性が働かざるを得なかったのですが
男性が兵役から戻ってくると、彼らが働くために
女性の仕事は奪われてしまいます。
アダムは彼女のために調査を始めますが
サムには仕事をしてもらいたくないのが正直なところ。
でもサムはフォイルにも妊娠したことを伝えません。
しかもアダムが訴えてきた女性を家に入れた時に帰ってきたと思うと
そのまま家を出て任務開始ってあんまりだよね。
屋敷の外では上司が見張ってはいたものの
証拠写真を盗んだサムはすぐにバレて追いかけられ
屋敷内を走ったり隠れたり
そんなこと妊婦にやらせちゃダメでしょ。
ヒヤヒヤしっぱなしでした。
アダムは自分の差別的態度を反省。
でもサムの任務は知らないんだよね。
知ってたらぶったまげるでしょう。
さらにMI-5の誰もがサムの妊娠を知らなかったから任務はやり遂げられたけど
今度こそサムにはおとなしくしてもらわないと!