Major Crimes S3-#16 「自殺願望の男」
サイレンの音を聞いて抜け出します。
着いた先では立体交差する道路の上から
身投げしようとする男がいました。
ビルと名乗る男をフリンは見事に説得。
ビルはどうしても知られたくないことがあり飛び降りようとしていたのですが
フリンの言うことを素直に聞き入れました。
だがビルの運転するトラックの荷台に、少女の死体が載っていました。
ビルは殺害を否定します。
ビルは未成年者への性犯罪で刑務所入りしていたことがあり
性犯罪者登録されています。
そして今回もいきなり死体が見つかり、当然容疑者となりますが
レイプの痕跡はなし。
調べていくと少女はオハラ夫妻の娘で、自閉症の障がいをもっていました。
鍵をかけておかないと家を飛び出して行くことがあると妻のジェンは説明します。
娘がいないことで夫婦は動揺していましたが、遺体で見つかったこと
ビルが連行されていることで怒りが爆発します。
ビルの家にハート型の紙に書かれたメッセージが残っていました。
殺害した少女が書いたものかと思われましたが違って
ビルが付き合っていた女性の娘が書いたものでした。
彼女にも障害があるようで、担当したジョーはレイプ被害がないか慎重に聞き出そうとしますが
娘が伝えたのは母とビルが結婚するつもりでいることでした。
二人は真剣に付き合っていたようですが、ビルは性犯罪者であることを隠していて
今回の事件でそれが知れ渡ってしまったことを、強く悔やんでいました。
尋問の途中、供述書を作るために渡されたペンで首を刺すほど
死にたい気持ちは強かったのです。
そのうち詳しい検死が終わり、少女は自宅で殺害されたことが判明します。
誰かが押し入った形跡もなし。
夫クリスはジェンと再婚したと話していたことから、実の父でないならもしやと思ったら
案の定クリスが娘に煩わされることに疲れての犯行でした。
殺害の意図はなかったようですが、娘をうつ伏せに寝かせたことが命取りに。
その後性犯罪者のビルを利用することにします。
あらかじめビルの家を調べ、合鍵で業者が入っていることに気づき
その合鍵の置き場も知っていたんだから意図的ですよね。
そして娘の殺害の罪をビルに擦り付けたのでした。
性犯罪者の常習性はSVUでのお約束ですから
なかなか改心することが難しいのもわかっています。
でもビルは心を入れ替えようと努力していたのかも。
だが性犯罪者として登録されているために簡単に所在を知られ
都合よく利用されてしまいました。
メーガン法が施行されることで、性犯罪者から身を守る助けにはなると思いますが
逆に犯罪者同士が手を組む可能性もあるし
今回のように、たとえ気持ちを入れ替え新たな人生を送ろうとしても
拒まれてしまうこともあります。
この難しさがSVUのテーマの一つにもなっていたわけですが…
今回ビルには罪はなかったけれど、この先幸せに生きていけるのかが心配です。
ラスティはストロー事件の陳述書を書かねばならず
また辛い思いを強いられています。
そしてどうなってるフリンとレイダーの関係。
いつも曖昧なままだよね。
カウンセラーのジョーの適切なアドバイス。
いつもとても安心させられながら観ていますが
プロベンザの恋愛相談については完全無視していました。
オヤジなんだから自分で考えろってことだよね♪