INDEX    RSS    ADMIN

チャタレイ夫人の恋人(Lady Chatterley's Lover 2015)

イマジカBSでオンエアされた「チャタレイ夫人の恋人」
全4話からなるKen Russelバージョンは以前観たことがありましたが
2015年に新バージョンができていたことは知らなかったので観てみました。
BBC制作の1時間半のTVムービーです。

過激な性描写が話題の本作品ですが
今回は以前のバージョンよりずっとソフトな印象を受けました。
R指定の必要は全然なくて、PG13位で大丈夫?
むしろ感じたのがイギリスの階級社会や戦争のもたらす悲劇でしょうか。
炭鉱経営で裕福な暮らしをしているクリフォード・チャタレイと結婚したコンスタンスでしたが
クリフォードが第一次大戦に将校として出征し
下半身付随となって帰ってきます。
不自由を強いられ、後継を望むことも難しくなったクリフォードと
コンスタンスの間には次第に溝が生まれ
コンスタンスは森番のメラーズに次第に惹かれていきます。
メラーズは戦地ではクリフォードの部下だった男ですが
クリフォードには面識がありませんでした。

こうしてコンスタンスとメラーズの不倫が続いていき
コンスタンスはメラーズの子を身ごもります。
それを明らかにできずにいるうちに
クリフォードの世話をするボルトン夫人が
メラーズの小屋でコンスタンスのノートを見つけて
クリフォードに告げ口。
でも不倫を非難するというより
労働者階級への差別に対しての怒りをぶつけていました。
若くして夫を炭鉱で亡くしたボルトン夫人も不満を抱えていたのです。
コンスタンスが自分の子を身ごもっていることを知ったメラーズですが
この場にはいられないと逃げ出そうとすると
コンスタンスがメラーズを焚きつけて離婚を決意。
クリフォードに訴えに行きます。

森の小屋に足繁く通い
メラーズとの逢瀬を楽しむコンスタンス。
官能的シーンもあるんだけど(でも全然過激じゃないです)
それ以上に貴族階級と労働者階級の格差を感じさせられ
イギリスドラマを見すぎたおかげ?で
ドラマを観る視点も変わってきてしまった気がします。

コンスタンスを演じているのがHolliday Grainger。
ボルジア家のルクレツィアです。
キャラ的にもルクレツィアと通じる部分があるかも。
そういえばルクレツィアがスフォルツァと結婚させられDVに苦しめられているとき
馬丁のパオロと出会い、親しくなって彼の子供を身ごもったっけ
なんて思い出したけど、あのパオロがMusketeersのダルタニアンなんだよね。
ずいぶん成長しました!
と話がずれましたが(苦笑)

クリフォード役はJames Norton
いよいよ今月末からS2が始まるGrantchesterの牧師
シドニー・チェンバーズです。
見た目や雰囲気はかなり違うけど
どことなくお上品なところは一緒なのかな。
メラーズ役のRichard Maddenは
ダウントンのローズが出てた「シンデレラ」の王子様だったそうで。
あの映画一応観ましたが
王子様と森番では余りにも違いすぎる・・・
と全然結びつきませんでした。

「チャタレイ夫人の恋人」
他にもエマニエル夫人のSylvia Kristelバージョンや
フランス版もあるんですね。
演出の違いなど、興味深いです。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

あ、これは新版だったんですね、
ちょっとおもしろそうなキャスト。

見つけたら、見てみます。

イマジカでまた再放送あるんじゃないかな?
ケン・ラッセル版より見やすいし、おすすめします。
皆さんなかなかのハマり役でしたよ。