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OZ S5-#8 「不能」(ケラー語録)

裁判所から戻ってきて特別房で着替え始めと、シスターピートが声を掛ける。「クリス、裁判どうだった?」ネクタイをたたみながら「最高さ。陪審からは第一級殺人罪を言い渡されたよ。」と答えると「ああ、そんな…」ピートはがっかりする。「俺のまぬけ弁護士は控訴するだろうが望みは薄いな。」ワイシャツを脱ぎ裸になる。「今度は木曜に刑の宣告のために裁判所に行くんだ。」ピートの方を向いてズボンを脱ぎ始める。「たぶん死刑だな。」「できることが、できることがあれば何でもするわ。」素っ裸の姿にピーとは口ごもる。「胸を見せて。」ピートの前に立ちはだかる。「止めなさい。」ピートが顔を見つめる。「すまない。」格子に近づいていく。「動揺しているんだよ。死刑になるなんて滅多にないことだし。」ピートがうなだれると「変だな。」と言って着替えを取りにいく。「俺の人生はずっと性欲に支配されてきた。性欲の命じるがままに、生きてきた。」ピートに背を向けたまま囚人服を着始める。「今になって本当に愛する人が、欲しくなったよ。」「ねぇ、今でも死刑制度の復活に反対して戦っている人たちは大勢いるのよ。」「シャーリー・ベリンジャーに言ってやれ。」シャツを着ながら答える。「ここへ戻る間、どうやって死のうか考えていた。」「方法は二つあるわよ。薬物注射と、それから電気椅子よ。」再びピートに近づく。「電気椅子だな。電気がいいよ。感電死なら最高だ。」
(ビーチャーはケラーの死刑決定のニュースを聞き、ケラーに会うことにする。サイードは止めようとするがビーチャーは「愛に間違いがあるのか。」と反論する。「どの愛が正しいなんて誰が決める?」とサイードを突っぱねた後、ケラーに心配してると伝えたいと決意を固める。)
ロプレスティに連れられ死刑囚監房に来る。「さあ、ケラー。新しいうちだぞ。」手錠をはずされ一人で歩き始める。「この監房はシャーリー・ベリンジャーの霊が出るって噂がある。」「ホント?」監房の中に入る。「満月の夜には彼女のアソコの臭いがするってよ。」笑いながらロプレスティは鍵を閉める。「ユーモアのセンスがあるな、ロプレスティ。コメディアンになったらどうだ。」立ち去るロプレスティに声を掛ける。ロプレスティの笑い声が聞こえる。
ビーチャーが郵便を載せたカートを押して死刑囚監房へ来る。封書を手に取ると監房に近づき後姿を見つめる。しばらくして「クリス。」と呼びかける。ビーチャーに背を向けたまま立っているが静かに振り返る。「郵便だ。」ビーチャーが封書を見せる。ビーチャーが右手を格子に掛けると、その上に左手を重ねる。互いを見つめあった後、右手を格子の外に伸ばしてビーチャーの肩を抱きかかえ首を引き寄せ格子越しにキスを始める。
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