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ベルサイユのばら (実写版)

最近滅多に行かないCD&DVDショップを覗いてみたら
「ベルサイユのばら」の映画ソフトを発見。
79年公開で当時観た記憶はあるんだけど
どうも納得できずに終わったという印象しかなくて
今回発売されたのは1昨年作られたデジタルリマスター版
劇場公開もされたんですね。知らなかった。
懐かしさと納得のいかなさをもう一度再確認したくなって
思わずソフトを購入してしまいました。
ブルーレイもあったけど、ここはDVDで十分でしょう。

東宝制作、日テレと資生堂がスポンサーになっていて
間違いなく日本映画なんだけど
監督はジャック・ドゥミ、音楽ミッシェル・ルグランという
「シェルブールの雨傘」の黄金コンビ
キャストは全て外国人
オスカルはフランス人でフェルゼンはスウェーデン人だけど
英語で制作されていることもあり
他のキャストはイギリス人が多かったんですね。
ベルサイユ宮殿をはじめオールフランスロケ。
あのベルばら人気があってからこそ
作れた映画なんでしょうね。

今回のリマスターに合わせて
オスカル役のカトリオーナ・マッコールのインタビューが収録されており
制作当時の様子などわかって興味深かったです。
当時プロモーションで1か月来日したそうですが
大騒ぎだったみたい。
さらにオリビア・ハッセーとの化粧品CM対決があったり
ご苦労様でした。
40年近く前の作品だから出演者も年を取ってしまいましたが
アントワネット役の女優さんは撮影直後に事故で亡くなったそうで
素敵な人なのに残念でした。
現在の有名人としてはランベール・ウィルソンが出ていますが
衛兵隊の一隊員にすぎません。
映画版は衛兵隊の存在が薄いので誰も名前がないんですけど
キャラ的に彼がアランなのかなと
今だからこそ勝手に思い込みました。

本編のリマスター映像、本当にきれいです。
歴史ものはみんな古い恰好をしているから
時代の流れを感じさせない
今作られた映画のようにも思えてしまいます。
そして単行本9冊分を2時間枠に納めなければいけないので
軽重をかけてコンパクトにまとめなければならないわけで
宝塚の舞台もそこは見事だなと感動しましたが。

映画版は後半が弱いよね。
アンドレがいろいろと違いすぎ。
背の高いアンドレは素敵なんですけど
(ちょっと怒りっぽいとことは気になるが…)
・アンドレはずっと目が見える。
・アンドレは衛兵隊に入らない。
 その代わりロベスピエールに傾倒し革命家の一員となる。
ジェローデルにショコラの代わりにワインをかけたり
オスカルを成敗しようとしたじゃルジェ准将に立ち向かったり
それなりにアンドレらしいところを見せていますが
バスティーユ攻撃に向かうとき一市民なので
オスカルも市民としてついて行ってしまいます。
衛兵隊は戦ってるのに!
アンドレは銃弾に倒れますが(でも7月14日だけど)
オスカルは人混みに紛れてそれを知らず
アンドレを探しているうちにThe End.
まさに時間切れって感じで「フランス万歳!」もないし。

だから鑑賞した当時は納得できなかったんだと思いますが
今振り返ると
原作のあるものを映画化あるいはドラマ化した作品は
冒頭は一緒でもだんだん話が違ってくるパターンはよくあります。
ドラマなんてシーズンを重ねるうちにまるで別物になるのはよくある話。
今回はフランス革命やアントワネット、フェルゼンといったキャラクターは変えられないけれど
オスカルやアンドレは想像のキャラクターなんで
また別の解釈があってもいいのかもと
ちょっと納得できました。
でもこのままオスカルが生き続けていたら、やっぱり不幸?

そんなわけでしばし楽しいひと時を過ごさせてもらいました。


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