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OZ S6-#8 「退場」 (ケラー語録)

(ビーチャーはテイラー捜査官に呼び出され、ケラーはティベッツの他にも2人殺害していることを立証したいと協力を要請される。テイラーはビーチャーにケラーのせいでOZに戻ってきたと証言すればまた自由になれると取引する。)
二人が話している様子をチラッと見る。
(ビーチャーは密会がばれることを恐れ、テイラーに考えておくと言う。)
B区画の監房の中でシリンガーと一緒に座り込んでいるが、ベルが鳴ったので立ち上がりシリンガーに話しかける。「さて、今夜は本番だ。」シリンガーはほくそ笑む。「フィナーレは任しとけ。」シリンガーの前に座り顔を覗き込む。「初日を飾るプレゼントがある。決闘のシーンになったら、小道具のナイフの代わりにお前に本物を渡す。そのナイフで、舞台で堂々とビーチャーの奴を刺してやるんだ。」シリンガーは黙って聞いている。再び立ち上がって「あとでこう言えばいい。いやぁ、あれは事故なんだよ。」タオルを取ると笑いながら出て行く。シリンガーは笑みを浮かべる。
(ビーチャーはテイラーとの取引についてシスターピートに話す。取引に応じれば数週間以内に家に帰れるが、ケラーは死刑囚監房に戻る事になる。ピートは嘘を抱えながら生きられるのかと心配する。ビーチャーは子どもたちの側にいたいと言うと、ピートはここに相談に来る囚人たちはすでに結論を出していて賛成してもらいたいだけだが、それを期待しないでくれと話す。)
マクベスの舞台の本番。舞台裏で小道具を用意しているとスザンヌに「行ける?」と聞かれる。「歴史を作ってやろうぜ。」と答える。
ライトが落ちスザンヌの挨拶の後、幕が開く。王冠をかぶったまま、舞台の袖にいるビーチャーを見ている。マクベス役のシリンガー登場、バトルシーンが展開する。舞台に上がろうとするビーチャーを呼び止める。「トビー、シリンガーを永遠に遠ざける方法があるんだ。」「聞きたくない。」ビーチャーは無視しようとする。「トビー。「いいから小道具をよこせ。」ナイフをビーチャーの手に持たせる。
シリンガーが敵を倒したところに背後からビーチャーが登場する。ナイフを手に戦いのシーンへと移り、挑発したシリンガーの隙を見てビーチャーは胸にナイフを刺す。グサリと鈍い音を立てた後「 野郎、ハメやがった。」と声を絞り出しシリンガーは崩れるように倒れる。観客の歓声。ビーチャーが振り向くとフェイクのナイフを顔につき立て無表情で成り行きを見ている。ビーチャーがシリンガーを仰向けにさせると、ナイフは胸を突き出血していた。「ドクターネイサン!」ビーチャーが叫ぶ。「本当に死んじまったのか?」囚人達は大騒ぎになる。
事情聴取の席でマクマナスに何故本物のナイフが紛れ込んだのかと聞かれ、わからないと答える。シリンガーの死は事故と判断される。
ビーチャーがエムシティの自分の監房に戻り、下のベッドに置かれた荷物に驚いていると後を追って入る。「何故ここに。」ビーチャーはうんざりした顔で尋ねる。「クアーンズに頼んだら、マクマナスを説得してくれてねぇ、同室にまでしてくれた。」「まさか。」「本当さ。」「何にも変わらんぞ、クリス。」「いいさ、昔どおりお前は上で寝ろよ。」ビーチャーはじっと睨んでいるが「俺の気持ちは変わらんってことさ。マクマナスに言って監房を変えてもらう。」と吐き捨て監房を出て行く。「いっそのこと、一般房でも構わない。」「トビー、バカ言うな。」とビーチャーを追う。ビーチャーは振り返る。「いいか、しっかり聞け。お前とはもう関わりたくないんだ。」「お前のためにいろいろやったのに。」「ああ、おかげで危うく、死刑囚監房行きだよ。」「お前のためだったんだぞ。下手すりゃお前がやられてた。」「多分な。」「ああ。」「だが奴が死んで俺が満足してるなんて思ってくれるな。お前は何もわかってない。」「わかってない?ナチ野郎から解放してやったのに。」監房に戻ろうとするとビーチャーが追う。「それは違う。俺の心にはいつも奴の息子や、メッツィガーや、キャシー・ロックウェルがいる。」ビーチャーは下を向いているが顔を上げ「クリス、今の俺にはもう、確かなものは何もない。天国も、正義も、真実も。」と言ってため息をつく。ビーチャーの話をじっと聞いている。「だがただ一つ信じてるのは命だ。命全てに価値がある。自分だけじゃなく、この星で生きている全ての人たちの命に、その全てが尊いんだ。たとえOZでもその一つが失われれば、それは俺の悲しみになる。」いったんビーチャーから目をそらすが振り返る。「馬鹿馬鹿しいね。大事なのはお前と俺だけだ。」ビーチャーは顔をぬぐった後答える。「気楽に人を殺そうとするお前にはわからないさ。」ビーチャーに近づく。「本当にそう思うか?俺は間違いでここへ来たわけじゃないぜ。殺さなきゃならないから殺した。俺の邪魔をする奴らはなぁ。アーリア系も同じさ。」「何?アーリア系がどうした。」「もう俺たちの邪魔は出来ん。手を打ったからな。」「手を打ったって何のこと?」「いいからキスしてくれ。」ビーチャーの首を掴む。「待て。」ビーチャーに言われて手を離す。「先に答えてくれ、いいな。」「ああ。」ビーチャーが首を掴む。「正直に話してくれ。」ビーチャーがじっと見つめる。「俺の仮釈放をつぶしたのか?」首を振ってビーチャーの手を払い後ずさりする。フェンスの方へ歩いて行き寄りかかって下を見る。それから振り返る。「トビー、お前のいないOZで一人で生きてくなんてできないんだ。わかってくれ。愛のためにした事だ。」ビーチャーの腕を掴もうとするが拒まれる。「本当に俺を愛してるなら、俺の事はもうほっといてくれ。」じっとビーチャーを見つめかすかに首を振って「出来ないよ。」と答える。「なあ、頼むよ。聞いてくれ。俺は酒もヤクもやった。でもどちらも毒だとわかって遠ざけた。死なんだ。お前は死だ。俺は生きたい。」またじっとビーチャーを見つめうなずく。だが突然「嫌だ。」と叫んでビーチャーの首を掴む。「このクソ野郎。」ビーチャーが怒鳴ると「トビー、愛してる。」と強引にキスしようとする。その瞬間ビーチャーが手を離す。「ビーチャー、止めろ!」反動でフェンスを超え下のフロアに仰向けに落ちる。「クリス!クリス!」ビーチャーは手を差し伸べようとするが間に合わない。囚人達が寄ってくる中で開かれた目はビーチャーを見つめたままだった。
(ビーチャーは迷路を回りながらシスターピートと話す。FBIと協力するつもりだったのに、ケラーが死んでその機会も自由のチャンスも消えてしまった。ケラー殺害の件で死刑になるかもと。ピートは真実が助けてくれると励ます。ビーチャーは「あいつは愛のためにやったと言ってた。奴は本当に俺を愛してた。俺も愛してた。」と語る。)

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